カイバー・クリスタル、モン・モスマ…「スター・ウォーズ」感も絶妙に出てきた「キャシアン・アンドー」第4話!主要キャラも出そろったか?
「キャシアン・アンドー」をおもしろくするキャラクターは確実に“涙目”主任カーンだ!
「キャシアン・アンドー」シーズン1の物語は、キャシアン、デドラ、カーン、モン・モスマ(&ルーセン)…おもにこの四者を軸に展開していくと予想される。いずれもキャラのクセが強く、人間臭い。そのなかでも個人的に特にイチ押しなのがカーン。本作をおもしろくするキャラクターは確実に彼だ!と断言したい。
なにせ、第3話で大失態を演じて涙目。第4話で雇い主である帝国保安局でこっぴどく絞られ涙目。実家でお母さんに慰められては涙目。なにか気に入らないことがあるたびに、不満そうな表情でぷるぷると小刻みに震える。「おのれ、いまに見ておれ」とでも言いたげなデンジャラスな目。後々なにかどえらいことをやらかしそうな予感しかない。いまはどん底だろうと、里帰りで英気を養い、どうにか再起し、調子に乗って物語を引っ掻き回してほしい。
さらに言うなら、もう一人のメンドくさそうな人、帝国保安局のデドラとのケミストリーにも期待したい。彼らが対面した日には(対立するにせよ共闘するにせよ)、面倒事しか起きない気がしていまからワクワクが止まらない。もちろん、現時点でのメインパートはキャシアン&7人のゲリラによる「帝国武器保管庫から多額の給与資金を強奪する」超難度ミッションであることは間違いないのだが、いつの時代もドラマを盛り上げるのは良き悪役。ぜひカーンとデドラには八面六臂の大活躍でSW史に名を残す名ヴィランになってもらいたいところだ(…とか言いながら、反乱軍側に寝返ったりして!?)。
文/西川亮
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