ライジング韓国スター、チェ・ヒョヌクが明かす理想の俳優像「同じ俳優だとわからないように演じたい」

インタビュー

ライジング韓国スター、チェ・ヒョヌクが明かす理想の俳優像「同じ俳優だとわからないように演じたい」

「日本でファンミーティングを開催すると聞いた時は信じられなかったです」

現在の日本での人気については、「SNSを通じて、日本にもたくさんのファンの方々がいることを知りました。でも、ファンミーティングを開催すると聞いた時は信じられなかったです。僕にとって初めてのファンミーティングなので、より一層、一生懸命に準備をして最善を尽くさなくちゃ!と思いました。実感が湧かなかったんですけど、こうやって実際に日本に来て、皆さんに直接お会いするんだな、と考えたら、緊張してきました。でも、同じくらい楽しみで、早くお会いしたい気持ちでいっぱいです」と、ファンミーティングを控えたインタビュー時、日本のファンに会えるのを心待ちにしていた。

ファンミーティングは大成功!会場を埋め尽くした、熱狂的なファンたち
ファンミーティングは大成功!会場を埋め尽くした、熱狂的なファンたち写真はチェ・ヒョヌク(@_choiiii__)公式Instagramのスクリーンショット

翌日に行われたファンミーティングでは、歌を披露したり、ゲームに全力で挑んだり、客席に降りて直接ファンからの質問を受けたり…と満点のファンサービスで、日本のファンをさらに夢中にさせた。日本以外にもフィリピンやインドネシアで人気があるようで、いつか各国のファンに会う機会があればありがたい、と期待をのぞかせていた。

「同じ俳優だとわからないように演じたい!」

二十五、二十一」を好評のうちに終えた彼が選んだ次回作は「弱いヒーロー Class 1」というウェブドラマ。「台本が本当におもしろかったんです。後半を読みながら、感情移入して泣いてしまいました。とても没入できたし、以前からアクションが好きで、いつかやってみたいと思っていた」のが、この作品を選んだ理由だという。彼が演じるアン・スホという人物は、「本当に根気があって、そのエネルギー自体からパワーをもらえる」キャラクターなんだそう。
彼は小学生のころから高1まで野球にうちこみ、ケガで諦めるまではプロ野球選手が夢だった。その野球経験は今回のアクションに大いに役立ったとか。「エネルギーが役に立ちました!野球だけでなくスポーツは集中し続けなければならないんですが、アクションも一つのスポーツだと思うので、同じように気合いが重要だという点で、非常に役立ったように思います」と、経験はすべて無駄じゃない、と語った。

「鎖骨がセクシーですね!」と言うカメラマンの言葉に照れていたチェ・ヒョヌク
「鎖骨がセクシーですね!」と言うカメラマンの言葉に照れていたチェ・ヒョヌク撮影/河内彩

パク・ジフンやホンギョンとの共演も最高だったようで、「演技をしながら2人からエネルギーや眼差し、呼吸が伝わって、僕の最大値を引き出してくれました」と充実した撮影だったと語り、「いままでの作品すべてが記憶に残っていますが、やはり直近に撮影したこの作品が一番思い出深いです」と回想した。
この「弱いヒーロー Class 1」は11月にWavveオリジナルドラマとして配信され、釜山国際映画祭の招待作品にも選出された。日本でも観られる日が待ち遠しい。


「ラケット少年団」撮影時、彼は19歳だったが、中学生役を違和感無く演じた。
「ラケット少年団」撮影時、彼は19歳だったが、中学生役を違和感無く演じた。[c]SBS

現在20歳だが、「制服が似合ううちは、学生の役を演じたい」と言うチェ・ヒョヌク。もちろん、それと共に、ほかの役に出会えば演じてみたい、とのこと。そして「『二十五、二十一』のジウンを演じた時、髪型のせいもあるかもしれませんが、『ラケット少年団』のウチャンを演じた俳優だと気づかなかった方が想像以上にたくさんいたんです。それを聞いたときは本当に気分がよくて、もっと同じ俳優だとわからないように演じたい!と、さらに欲が出ました。そのような言葉を再び聞けるように、これからも自由に演技をしたいです」と、力強く今後の“俳優・チェ・ヒョヌク”の活躍を期待させる発言で締めくくった。

取材・文/鳥居美保

■チェ・ヒョヌク ジャパンオフィシャルファンクラブ

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