サム・ロックウェル、オークワフィナらが熱弁する『バッドガイズ』の魅力「人は必ず変わることができる」

インタビュー

サム・ロックウェル、オークワフィナらが熱弁する『バッドガイズ』の魅力「人は必ず変わることができる」

「変わりたいと自分自身が望めば、必ず変わることができる」(オークワフィナ)

本作の見どころのひとつはウルフとダイアンの相性抜群の掛け合いだ。「とても楽しかった」と声を弾ませるロックウェルは「彼女はウルフを信じているけれど、本心を表には出さない。まるでスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンのようだった」と、ハリウッド黄金期に抜群のコンビネーションを見せた名優2人の名前を引き合いに出す。

カリスマ的リーダーでありながら、ちょっとドジな一面もあるウルフ
カリスマ的リーダーでありながら、ちょっとドジな一面もあるウルフ[c] 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ビーツもまた「キツネとオオカミはそう違わない。2人はお互いを理解し合っているし、お互いに頭が切れて抜け目ないところまで似ている。だから相性がいいのでしょう」と語り、「ダイアンの働きかけで、ウルフはこれまでは気付かなかった新たな自分の一面を発見する。そしてそれがほかのメンバーにも変化をもたらす。彼女がバッドガイズたちに共感しているのは、これまでのライフスタイルを捨てて新しいものを受け入れることがどういうことかを理解しているからです」と、本作のテーマである“人は変われる”ということへ言及。

自由な生き様が魅力のタランチュラは毒舌キャラでもある
自由な生き様が魅力のタランチュラは毒舌キャラでもある[c] 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

強盗に失敗し、仲間たちに“いいヤツになろう”と呼びかけるウルフ。「それしか道がなかったんです。内面的に成長しなければ、これ以上前に進むことができない帰路に立たされていたのです」とロックウェルはウルフの立場に立って振り返り、「人はもちろん変わることができる。そう願っています」と力説。そしてビーツも「変化こそ不変。人には自分自身を構成している要素を変えていける能力がある」と語り、オークワフィナも「変わりたいと自分自身が望めば必ず変わることができるでしょう」とそれに同調した。


ウルフとダイアンの見事な掛け合いにも注目
ウルフとダイアンの見事な掛け合いにも注目[c] 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

本作には3人以外にも、『イン・ザ・ハイツ』(20)のアンソニー・ラモスをはじめ、マーク・マロンやクレイグ・ロビンソンら豪華キャストが魅力的なキャラクターたちに命を吹き込んでいる。「それぞれが演じたキャラクターを主役にしても映画が作れるくらい。このメンバーでやれて本当に幸せでした」と大満足のロックウェルは「本作の核は友情です。時には深まり、時には離れそうになるバッドガイズの友情を描いている。きっと多くの人が共感できるはずです」とアピール。そして「続編が作られたらまたウルフを演じたい!」と願っていた。

彼らのインタビューと共に到着した特別映像には、キャスト陣が本作の魅力を語る姿が収められている。大人も心打たれ、子どもも楽しめる怪盗ドリームチームのエキサイティングな活躍と予測不能な展開。クールで危険な彼らに会いに、是非とも映画館へ足を運んでほしい。

文/久保田 和馬

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