ジョニデの汚名返上に必死!?『パイレーツ』にP・マッカートニーをリクルート
元妻アンバー・ハードへのDV疑惑や浪費癖疑惑など悪評が絶えないせいか、出演作が鳴かず飛ばずのジョニー・デップ。しかし周囲もどうにか出世作である『パイレーツ・オブ・カリビアン』の大コケは避けたいと必死だったよう。汚名返上にポール・マッカートニーをリクルートしていたらしい。
全米では26日から、前作から6年ぶりとなるシリーズ第5弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開されているが、これまで出演していたジョニー演じるジャック・スパロウのモデルと言われていたローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、「オーストラリアでの撮影のスケジュールの都合が合わない」という理由で同シリーズから降板。その代わりに、ポール・マッカートニーが出演している。
これだけでも大きな話題になっていたが、同作の撮影中にジョニデが手のケガをしたため撮影が中断。どうやら当時の妻アンバーとの不仲が原因で、自ら負ったケガだったと言われており、低迷が続いているジョニデの人気シリーズにも陰りが見えていると懸念されていた。
今回のポールの起用についてプロデューサーの1人が、「ジョニーを交えて同作のブレインストーミングをしたときに、「キースがスケジュール上の都合で出演できない分、誰にその代役を頼むか」という問題が議題に上がり、我々はショートリストを作りました。その際にポールが一番の候補だったのですが、どうやって彼にオファーを入れるかが最大の難題でした」
「しかしジョニーはポールの連絡先を知っていたようで、「大丈夫。僕がポールにメールで頼んでみるよ」といって連絡すると、ポールからすぐに快諾の返事が送られてきました。それでこのような夢のキャスティングが実現したんです」とエンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューで語っている。
その甲斐あってか、週末の北米映画興行収入ランキングでは、同作が見事に初登場首位を記録したが、推計6260万ドル(約69億7000万円)は予想を下回ると同時に、まだ爆発的な人気を誇る前のシリーズ第1弾に次いで低い数字となっている。
しかしメモリアルウィークエンドで29日の月曜日も祝日であると同時に、全世界的に見れば、大コケした前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(11)とは違って他の4作同様に3億万ドル(約334億円)の壁は超えそうで、同シリーズの人気は不動のものになったと言えそうだ。【NY在住/JUNKO】