新日本プロレス・棚橋弘至が『犯罪都市 THE ROUNDUP』を語る!マ・ドンソクとの仮想マッチを妄想?「足関節を細かくねらえれば倒せる」
「僕よりも体重がありそうなので、足関節を細かくねらえれば倒せると思います」
とにかく最強のマ・ソクト刑事だが、彼を倒すにはどこを攻めるのがよいのだろうか?「見た目から強そうで、迫力があるので圧倒されますよね。打撃にも圧倒的なタフネスを感じます。なので、やっぱりなんとかグラウンド、寝技に持ち込んでいいポジションを取ることが考えられます。マ・ソクト刑事は僕よりも体重がありそうなので、足関節を細かくねらえれば倒せると思います」と笑顔で理想の攻め方を解説してくれた。
さらに、マ・ドンソクについても「プロレスラーにとって見た目が強そうというのはすごく大事な要素。本作でのマ・ドンソクは悪役を倒す側だけど、悪人顔なのでプロレスラーに転向したら大ヒールになれると思います」と説明。「よく見ると目はクリクリっとしていてかわいらしいけど、大きくて男臭い顔つきはヒール向きです。僕やオカダ・カズチカはベビーフェイス側なので、彼がヒールに回ってくれたら、いいバランスがとれると思います(笑)」とプロレス的な視点でもマ・ドンソクは魅力的なキャラクターを持っているようだ。
「敵役、ラスボスが凶暴で強くて頭が狂っているほうが断然おもしろい」
マ・ソクト以外にも、クセの強いキャラクターが次々と登場する。棚橋のお気に入りは、「脇役が個性豊かで、クスッと笑えるのもすごくいいです」と振り返る、チェ・グィファ演じるちょっとコミカルなチョン・イルマン班長。
また、マ・ソクトの宿敵となるカン・ヘサンも強烈だったそう。「アクションももちろん迫力があるけれど、プロレスと同じで敵役、ラスボスが凶暴で強くて頭が狂っているほうが断然おもしろいですよね。映画ではソン・ソックが演じた犯罪者のカン・ヘサンの表情から感じる狂気にゾクゾクしました。自分の身近なところに普通にいそうな人でも、狂気を秘めた犯罪者になり得るという恐怖感がありました。完全なファンタジーや怪物ではなく、『ああ、こういう人が犯罪を起こすのか』というリアリティを感じると、実生活に落とし込んで観てしまうので、より怖さが増す気がします」と丁寧に作り込まれたキャラクター造形についても言及する。