小芝風花&川村壱馬が語る、恐怖とコミカルが同居する魅力「まったく新しい“貞子”の映画」
「あのラストシーンはナイスアイデア過ぎてめっちゃ感動しました」(川村)
――撮影時の印象的な出来事を教えてください
小芝「撮影がハードだったんですよ。王司の部屋のところなんて1シーンに7時間ぐらいかかったし、部屋も狭いから本当に大変だったんですけど、川村さんは『撮影、めっちゃ楽しい!』って言っていて。楽しんでくれてる人がいるなら頑張れると思ったし、あの言葉に私もスタッフのみなさんも救われました」
川村「現場の雰囲気がすごくよくて。僕も小芝さんも普段は関西弁だから波長もピッタリで、いつもはあまりテンションが高くない僕も自然に楽しめたんですよね」
小芝「セッティング待ちの時に鬼ごっこをしていて、マネージャーさんに怒られたりもしました」
川村「あれはおもしろかったね」
小芝「寒かったし、撮影が深夜まで及んだからテンションを上げたくて、待機場所から現場までの行き帰りにやるようになったんです」
川村「『鬼のまま現場の立ち位置に着いたら負けやで』って(笑)」
――最後に、本作の“本当”のラストシーンを観たときはどう思いました?
小芝「あれ、いいですよね」
川村「うん。俺も観たときにビックリした」
小芝「ビックリした!あれも台本にはなくて、編集の段階で監督が閃いて撮り足したって聞きました」
川村「今年の3月ぐらいに追加撮影したみたいだけど、なにも聞かされてなかったから、試写で観た時にめっちゃ感動した。これはナイスアイデア過ぎると思って!」
小芝「うんうん。(拍手をしながら)私も“監督、スゴい!”って思いました」
取材・文/イソガイマサト
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