清水尋也&モリ・マサ監督『カメの甲羅はあばら骨』でよみがえる高校時代とハマったアニメ遍歴を語る!
「家族全員でハマったアニメ映画は『ブレイブ ストーリー』」(清水)
――アニメが好きだというお二人。ハマったきっかけやおすすめのアニメを教えてください!
清水「最初にハマったのは『ポケットモンスター』。兄がいるので、自分の世代が観ていないアニメを観る機会も多かったです。自分の好きなアニメを好きだという友達がいたら、そのアニメについて語るような子ども時代を過ごしました」
モリ「清水さんの世代はアニメ好きが市民権を得はじめた頃ですかね?」
清水「隠してはいなかったけれど、おおっぴらにもしていなかったかも。萌え系とかは自ら言わなかったし、『けいおん!』の中野梓に恋しているとか言えなかったかな(笑)」
モリ「キャラクターに恋してることは、言う人選びそうですね」
清水「同級生には言えなかったけど、兄貴には言えるみたいな感じでした」
モリ「兄弟でそういう話ができるなんてすごい。僕はアニメ好きというより、アニメに局地的にハマった時期があったタイプ。急激にハマったのは中学2年から3年の頃で、高校生になったら『もう高校生だぜ、アニメなんて』みたいな感じで、一度アニメを捨てましたね(笑)。大学ではほとんど触れず、社会人になってまた観るようになりました」
清水「ハマる期間が短くても、すごく深いところまで行く傾向ってありますよね、すごくわかります」
モリ「最近のおすすめアニメはありますか?」
清水「『オッドタクシー』がおもしろかったです。ずっと好きなアニメは『ソードアート・オンライン』。ラノベからずっと読んでいます。あとは『STEINS;GATE』とさっきも触れた『けいおん!』かな。好きなのは伏線回収系。ゾワっとしたいんです。小さい頃は夕方放送している『NARUTO -ナルト-』とか『BLEACH』などいわゆる少年アニメを中心に観ていて、高校生くらいから自分の好みの傾向が見えてきた感じです」
モリ「僕が最近感銘を受けたのは『おねがいマイメロディ』。マイメロちゃんがすごくかわいいんです。人間キャラとの対比で見せる『ちょこんと感』が秀逸なんです。少し古いアニメで『女の子は家事をするべき』といった前時代的な部分もあり、それもまたおもしろくて」
清水「めちゃくちゃハマってますね(笑)」
モリ「最近は麻雀にハマっているので『アカギ』を観ています。僕がよく人におすすめするのは『パーフェクトブルー』ですかね」
清水「僕がおすすめする、というか人に結構語ってしまうのは『ブレイブ ストーリー』です」
モリ「Aqua Timezさんの楽曲が印象的」
清水「家族全員でハマったアニメ映画です。引っ越しのとき『ブレイブ ストーリー』のDVDが行方不明になり、家族全員で頭を抱えた思い出があります。家族で何度も観た年季の入ったDVDが消えた時のショック、今でも忘れられません…」
取材・文/タナカシノブ