「なにもできない『バットマン』のブルース・ウェインみたい…」漫画家アーノルズはせがわもハマった、ヘタレ紳士の「80日間世界一周」の旅!
スターチャンネルEXで配信中のドラマシリーズ「80日間世界一周」。英国の国民的人気SFドラマ「ドクター・フー」やコロナ禍の俳優たちを描くモキュメンタリー・ドラマ「ステージド 俺たちの舞台」シリーズなどで知られるデヴィッド・テナントを主演に迎えて、“SFの父”と呼ばれるフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが1872年に発表した空想冒険小説「八十日間世界一周」を、全8話のドラマに仕上げた。昨年から今年にかけて世界各国で放送・配信され話題を呼んだ本作は、ロンドンの資産家フィリアス・フォッグが、旧友たちと交わした世間話から「80日間で世界一周してみせる」と宣言したことから始まった壮大な旅を描く。
話題の映画やドラマの感想を漫画にし、Twitterなどで発信している漫画家のアーノルズはせがわにとっても、この「80日間世界一周」はお気に入りの1本。好きなジャンルはホラー系だが、「旅の醍醐味があり、ハラハラドキドキしちゃいました!家族で安心して楽しめる作品だなと思いました」とのこと。今回、はせがわに本作のおもしろさをたっぷりと語ってもらったので、描き下ろしの感想漫画とあわせて紹介したい。
「いろんな交通手段が登場して、絶景を見せてくれるから、旅をしている気分に」
時は1872年10月のある日、ロンドンの資産家フォッグが所属する紳士社交クラブの「改革クラブ」で、「80日間で世界一周することが理論的に可能になった」という新聞記事が話題になる。日頃から旧友のベラミー(ピーター・サリヴァン)に“臆病者”とからかわれるフォッグは売り言葉に買い言葉で、「自分が実現させる」と宣言。しかも、ベラミーと2万ポンドもの大金を賭けて挑むことになってしまう。旅のお供には成り行きから従者となったパスパルトゥー(イブラヒム・コーマ)と、女性ジャーナリストのアビゲイル(レオニー・ベネシュ)。3人は船でドーバー海峡を渡ってパリに向かい、旅をスタートさせるが、行く先々でアクシデントに巻き込まれる始末。果たして、フォッグたちは80日後のクリスマスイブまでにロンドンに戻ってくることはできるのか。
「第1話から旅の醍醐味が満載で引き込まれました」と語るはせがわ。「本格的な旅の始まりは気球からなんですが。この気球がいいんです!これから旅に出るぞ!という感じがするし、“普通じゃない旅”という高揚感がありました。観ていて、本当に気球に乗ってみたいなという気持ちにさせられました」と振り返る。
第1話でパリから気球に飛び乗った一行はイタリアへ。そこから列車に乗って進み、船でスエズ運河を渡りイエメンに向かい、インドのボンベイ、カルカッタ、香港、さらには無人島にも流されて、アメリカのサンフランシスコからニューヨークへと進んでいく。
「いろんな交通手段が登場して、それぞれで絶景を見せてくれる。それがまた旅をしている気分にさせてくれるんです。列車もよかったし、砂漠でのラクダに乗っての旅もすばらしい。時には敵と出くわすようなこともあり、しかも、前もって罠ということが見え見えなんですけど、フォッグはその“近道”を選ぶ。“80日間で”という縛りがあるので、危険も承知のうえで飛び込んでいくんでしょうけど、普通に死にかけすぎですよ(笑)。おかげで観ているほうはハラハラさせられます」。
■「80日間世界一周」配信情報
「80日間世界一周」(字幕版)第1話がAmazon Prime Videoで無料配信中。Amazon会員であればプライム会員でなくどなたも無料視聴できる。
※終了時期は公式よりご確認ください。
「80日間世界一周」(字幕版)
■スターチャンネルEX
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■アーノルズはせがわ
漫画家。日常の育児エピソードや、映画ドラマの感想の漫画をほぼ毎日Twitter上に発信している。著書に、「ヘアドロップ」(KADOKAWA/メディアファクトリー)など。
公式サイト:https://arnoldshasegawa.blog.jp/