“母娘論争”が勃発?母娘限定試写の感想で読み解く、映画『母性』が叩きつけるメッセージ
母にも、娘にも、男性にも観てほしい!
そんな本作を「誰に、どのように勧めたいか?」と聞いてみたところ、母側からはママ友ら子を持つ人に、娘側からは友人といった具合に、自身と同じ側の人間に観てもらいたいと答える人がほとんどだった。
「ママ友におすすめしたい。うーん、理解しがたい気持ちがある映画」(40代)
「子育て中に観るべき映画」(40代)
「母の経験も娘の経験もある人だからこそ考えさせられる映画だよ!」(40代)
「ママ友に観てもらいたい。母の気持ち、子の気持ち、感情のシーンが自分に思い当たるところがあり、共感できるところもある」(40代)
母サイドからは率直な言葉が並び、娘サイドからは「友だちに娘がどんな存在なのか、考えさせられるよ、とすすめます」(10代)とのものから、「友だちにおすすめします。自分が親の立場になったらどうするか考えさせられる映画」(20代)といった言葉まで、新たな視点を持てる1作として捉えている人も。
さらには「主人に観てもらって、父親の目線で娘に感想を言ってほしい」(40代)、「彼氏に意見を聞きたい。男性視点で観ても、また違った見方ができそう」(20代)など、男性にも観てほしいという言葉まで十人十色の感想が目についた。
正解のないテーマを真摯に扱い、観る者の価値観を揺さぶる『母性』。多くの意見が飛び出し、“母娘論争”を巻き起こしそうな1作だけに、劇場でチェックして、ぜひ身近な人と意見を交わしあってみてはいかがだろうか?
構成・文/サンクレイオ翼
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