「今際の国のアリス」シーズン2を徹底解剖！アクション監督が明かす、圧巻の路地裏バトルの舞台裏

山崎賢人と土屋太鳳をダブル主演に迎え、麻生羽呂原作の大ヒットコミックスを実写ドラマ化したNetflixシリーズ「今際の国のアリス」(配信中)。2020年12月にシーズン1が配信されるや、日本はもちろん世界70カ国以上でTOP10入りを果たすなど話題沸騰。そのシーズン2がついに配信開始となったことを記念し、さらなるパワーアップを遂げた本作の制作の舞台裏を前後編に分け、貴重なメイキング写真と共にお届けしよう。今回は、パワーアップしたアクションの裏側に迫る後編をお届けする。

“今際の国”での理不尽な“げぇむ”を生き抜き、クリアするたびに手に入る数字のトランプをすべて集めたアリス(山崎)たち。ミラ(仲里依紗)から新たな戦いの幕開けを告げられたアリスは、ウサギ(土屋)たちと共に渋谷へ向かうのだが、そこで突然始まった銃撃戦に巻き込まれてしまう。同時に複数の“げぇむ”に参加することができないという仮説を立て、別の会場へ向かったアリスたちを迎えたのは、強烈なカリスマ性を持つキューマ(山下智久)だった。

キャラクターの個性をアクションで表現！

「GANTZ」シリーズや「キングダム」シリーズを手掛け、さらに「僕のヒーローアカデミア」のハリウッド実写映画版の監督にも就任した佐藤信介監督といえば、日本映画界きってのアクション映画の名手。シーズン1に引き続き、このシーズン2でも激しいアクションシーンが大きな見せ場となる。

「クランクインの3か月前から、役者さんたちへのトレーニングを始めました」と語るのは、各アクション制作やアクションシーンのVコンテ制作、さらにアクション指導まで行なったアクション監督の下村勇二だ。

「土屋さん演じるウサギは野生的な動きがほしかったので、腰を低めに構える動物的な動きに。クイナは空手をベースにしているので、見栄えがする力強い蹴りを入れています」と、様々なバックグラウンドを持った登場人物たちがサバイバルを繰り広げる本作には欠かせない、キャラクターごとの個性をアクションで表現していったことを明かす。

「新キャラクターでアクションをこなしたのは、恒松祐里さん演じるヘイヤです。恒松さんは初めてのアクションで挑戦で、義足で弓矢使いという制約のあるアクションはとても大変だったと思います。練習では未完成だった動きも、本番ではすばらしい動きと演技をされていました」と賛辞を送った。