ハリウッド実写版「聖闘士星矢」情報を総まとめ!キャラ再現度や、ド迫力な映像も
1985年の連載開始以来、世代も国境も超えて読み継がれ、コミックス累計発行部数5000万部を突破した車田正美の「聖闘士星矢」。これまでテレビアニメや劇場アニメ、SMAPが主演を務めた舞台版などが製作されてきた同作を、ハリウッドで実写映画化した『ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック』が2023年に全世界で公開される。本作について、現在までに公式発表された情報を時系列順に追っていこう。
2017年5月18日
厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年・星矢が父に運命を託された実の兄弟たちと共に地上の覇権を争う神々の争いに身を投じていく様を描いた「聖闘士星矢」。そのハリウッド実写映画化決定が発表されたのは2017年5月18日、世界三大映画祭のひとつカンヌ国際映画祭の開催中の業界誌「Screen」による報道だった。
その後、原作者の車田から「30年以上の⻑きに渡り、『星⽮』を愛してきてくれたファンの皆様、そして新たなる世代のために…。全世界に向けた『星⽮』のかつてないプロジェクトを贈ります。是⾮、ご期待ください」とのコメントが寄せられた。
2021年9月22日
発表から4年以上にわたって確たる続報がないなか、「聖闘士星矢」のハリウッド実写映画版『Knights of the Zodiac』の撮影完了と、キャスト&スタッフ陣の詳細が発表された。
主人公の星矢役を演じるのは、これがハリウッド映画初主演となる新田真剣佑。この年の春に日本国内での活動を休止し、本格的にハリウッドに進出することを発表していた新田。この発表の2カ月後に新田はNetflixシリーズとして製作される「ONE PIECE」でロロノア・ゾロ役を務めることも報じられ、世界に向けて勇ましく飛び立った若武者が日本の人気漫画とハリウッドをつなぐ架け橋となることに大きな注目が寄せられた。
共演者も豪華な顔ぶれがそろう。「ジュマンジ」シリーズでベサニー役を演じたマディソン・アイズマン、Netflixシリーズ「マイ・ブロック」のディエゴ・ティノコ、『ジョン・ウィック パラベラム』(19)のマーク・ダカスコス。『ターミネーター3』(03)でジョン・コナー役を演じたニック・スタールに、『007 ゴールデンアイ』(95)のファムケ・ヤンセン、そして「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのショーン・ビーン。
さらに監督には第75回アカデミー賞短編アニメ映画賞に『Katedra』でノミネートされ、製作総指揮を務めた「ウィッチャー」が配信28日間で全世界7600万世帯が視聴する大成功を収めたトメック・バギンスキー監督。脚本は『10 クローバーフィールド・レーン』(16)のジョッシュ・キャンベル&マット・スタッケンが務め、スタント・コーディネーター兼アクション・コーディネーターには『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)のアンディ・チェン。
そしてVFXを『マトリックス レザレクションズ』(21)や『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)など近年のハリウッド対策で名を馳せるDNEGが担当。日本の漫画・アニメのアクションとハリウッドのアクションの本格的な融合に期待が高まる布陣といえよう。