2023年最初の国内動員ランキングは『THE FIRST SLAM DUNK』のV5!『ONE PIECE FILM RED』もトップ10に返り咲き
2022年12月31日と2023年1月1日の全国映画動員ランキングが発表。年を跨いだこの週末を制したのは『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)。これで公開から5週連続1位をキープしたことになる。
2023年も湘北の勢いは止まらない!『THE FIRST SLAM DUNK』が興収67億円を突破
『THE FIRST SLAM DUNK』の土日2日間の観客動員数は27万6000人、興行収入は3億6200万円と、クリスマスと重なった前週末と比較しても9割近い動員数を維持。1月3日までの公開32日間の累計成績では、動員461万人、興収67億円を突破。2023年もこの勢いはしばらく続きそうだ。
2位と3位も前週とは変わらず。新海誠監督の『すずめの戸締まり』(公開中)は土日2日間で動員19万9000人、興収2億4500万円をあげ、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)も動員14万2000人、興収2億4500万円と、動員数では前者が上回ったが興収では横並びの成績となっている。
ちなみに『すずめの戸締まり』の累計成績は動員851万人、興収113億円。国内歴代興収ランキングでは一気に30位まで浮上しており、今後どこまで記録を伸ばせるのか注目が集まるところだ。
公開22週目の『ONE PIECE FILM RED』が7位に再登場!
新作の公開が少なかったこともありトップ10内に初登場作品はなかったが、前週に公開から21週目で初めてトップ10圏外となった『ONE PIECE FILM RED』(公開中)が7位に再登場。
1月1日から来場者特典として、原作者の尾田栄一郎が振袖姿のウタを描き下ろした「UTA HAPPY お年賀 2023」が配布されたことが動員増に貢献したと思われ、これで累計興収は189.5億円に到達。こちらもさらなる伸びに期待がもてそうだ。
公開3週目の『Dr.コトー診療所』(公開中)と公開4週目の『ラーゲリより愛を込めて』(公開中)はいずれも前週よりランクアップして4位と5位に。人気バンドMr.Childrenのデビュー30周年を記念して開催されたドーム&スタジアムツアーの模様とファンへのインタビューなどで構成された『Mr.Children「GIFT for you」』(公開中)は惜しくも11位スタートとなった。
以下は、1~10位までのランキング。(12月31日・1月1日)
1位『THE FIRST SLAM DUNK』
2位『すずめの戸締まり』
3位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
4位『Dr.コトー診療所』
5位『ラーゲリより愛を込めて』
6位『かがみの孤城』
7位『ONE PIECE FILM RED』
8位『ブラックナイトパレード』
9位『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』
10位『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
今週末は役所広司と吉沢亮が共演する『ファミリア』、中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める人気シリーズの第3弾『嘘八百 なにわ夢の陣』。そして、4月に公開される劇場版26作目に向けテレビシリーズのエピソードを新規映像を交えて編集した『名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜』などが公開。
文/久保田 和馬