清水崇、堀未央奈、ゆりやんレトリィバァら激論!「第2回 日本ホラー映画大賞」選考会に独占潜入
<選考委員 コメント>
●清水崇(映画監督/選考委員長)
「今回の選考もとても楽しかったです。前回もご一緒した皆さんや、新たに加わったゆりやんさんも、あの作品が好きだとか、ここがダメだったとか素直に言い合える場となり、皆さんがどの作品も愛している感じが伝わってきました。今年こそはもっと意見が一致するかと思っていましたので、こんなにも意見が割れるなんて予想外でしたが、色々な人の見方を知ることができたのはとても貴重な経験でした。今年はどの作品にどの賞が贈られるのか受賞者の方々にもお伝えしないまま授賞式を迎えますので、会場で盛り上がりを楽しんでもらえたらと思います」
●FROGMAN(映像ディレクター・監督・声優)
「非常にレベルの高い選考になったと感じています。正統派のいわゆる“ホラー”を自主制作であれだけクオリティ高く作られたこと。今回の大賞受賞作を手掛けた監督は、実際に商業映画を作るうえでもすごく可能性があると感じています」
●堀未央奈(女優)
「選考委員の皆さん、意見が良い意味で違っているので、色々な方々の意見を聞いて自分にはない見方や楽しみ方を知ることができたり、自分がここがおもしろいと思って観ていた部分が誰かと重なったり。ゆりやんさんも加わって、本当にホラー好きの皆さんが集まっているのでとても楽しかったです。応募作品は一本一本感想を書きながら観させていただきました。何回か観ておもしろい作品もあると思うし、一度観てインパクトが強くて残り続ける作品もあると思いますが、私はホラーは衝撃が大事だと思っているので、記憶に残るような作品を大賞に推薦したいと思って選考に臨みました」
●小出祐介(Base Ball Bear)
「昨年に続いて、実は僕が一番楽しみにしていたのがこの選考会でした。皆さんそれぞれの角度で映画を観てきますから、どういうふうに観られたのか聞くのが楽しみで、白熱した決選投票も楽しかったです。本当に楽しい選考会でした。今回も皆んなで一生懸命選び抜いた作品たちが受賞します。どれもおもしろいと思うので、ぜひ土曜日の授賞式に観にきてください」
●宇野維正(映画ジャーナリスト)
「前回よりも全体のクオリティが確実に底上げされており、賞として着実に成長していることが窺えておもしろかったです。クオリティが上がり、作品のバリエーションも増えたことで、ホラー映画という定義自体が変わりつつあるのかなと若い作り手の作品から感じさせられました。スクリーンでこれらの作品を一挙に観られる機会は、もしかすると授賞式後の上映会だけかもしれませんので、是非観にきていただけたらと思います」
●ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)
「普段は選考していただく立場なので、選考会というのはこうやって議論されているんだなと、裏側を見させていただいた気分です。プロの方々のご意見をお聞きすることができてとても勉強になりました。作品も全部おもしろかったですし、怖くて明るい時間にしか観られませんでした(笑)。選考や投票はすごく白熱して、私はすぐ人の意見に流されてしまうので、始まる前と後の何時間かで自分の意見がこんなに変わるものなんだなと。これもある種のホラーかもしれませんね」
取材・文/久保田 和馬
https://ej-anime-t.jp/shinjuku/waiting_movie/japan-horror-fc_2/
■日本ホラー映画大賞 公式サイト
https://movies.kadokawa.co.jp/japan-horror-fc/