『レジェンド&バタフライ』大友啓史監督、木村拓哉らキャスト陣が3日間、4都市でサプライズ&舞台挨拶を敢行
東映70周年記念作品として、日本映画史上最高峰のキャスト、スタッフで製作した『レジェンド&バタフライ』が1月27日(金)より公開となる。総製作費20億円の壮大なスケールで日本史上の“レジェンド”である織田信長と、謎に包まれたその正室、濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描いた本作。この度、主演の木村拓哉をはじめとしたキャスト陣と大友啓史監督が3日間、名古屋、岐阜、福岡、京都の4都市を巡り、それぞれの会場でサプライズ登場し各地で映画の魅力を語り尽くした。
1月21日、本作で主演を務めた木村、共演の伊藤英明、大友監督は愛知県の熱田神宮を訪れ、映画のヒットを祈願。木村は「(映画の)公開前にお邪魔させていただき、役を演じるだけではない嬉しさがあります」と感謝を伝えた。熱田神宮は、織田が桶狭間の戦い前に戦勝を祈願したことでも知られており、戦勝後に信長が奉納したとされる信長塀を見学した木村は「その当時からある空間に監督と共演者とともに参拝できたことは、非常に清められた感じがして、すごくありがたかったです」と感慨深く語った。また、学生の頃、合格祈願で熱田神宮を参拝した経験があると振り返った伊藤は「僕自身も信長ファンで熱田神宮にも特別な思いもあって、その神社に映画のヒット祈願を兼ねて、敬愛する木村拓哉さんと大友監督と参拝できて本当に良い思い出になりました」と笑顔。また、大友監督は「撮影前に信長という存在を実際に感じたくて、信長に関わる場所をいくつか訪ねて回らせていただいたのですが、ここは来られなかったので公開前のタイミングで信長様の良い霊気に触れたというのか、心が澄んだ気持ちになりましたね」とコメントを残した。大安の土曜日で多くの参拝客が訪れていた熱田神宮は、突如現れた木村たちに大いに盛り上がった。
熱田神宮を後にした一行は、昨年11月「ぎふ信長まつり」で話題を集めた岐阜の地に凱旋。お祭りの成功を支えた関係者、スタッフたちが参加した試写会にサプライズで登場。木村、伊藤、大友監督の姿に客席は、昨年のお祭りを彷彿とさせる盛り上がりを見せた。これには木村も「去年、信長まつりでは皆さんのお力添え本当にありがとうございました」と御礼を伝え、大友監督も「2人の騎馬武者行列を見ていて、岐阜の皆さんのバックアップに感動しました。この映画は岐阜の皆さんの支援がなければ成功はしないと思いますし、皆さんにこの作品を応援していただいてたくさんの方に愛してもらえたらと思います」と感謝と作品への思いを語った。また、岐阜県出身の伊藤は「お祭りの前日に木村さんと岐阜城に一緒に行ったのですが、木村さんが岐阜城から岐阜の町を見た時に、『信長と濃姫にはもう少し生きていて欲しかったな』と仰っていて、それが凄く刺さって、岐阜人としてその景色がある所に生まれ育って良かったと思いました」と木村と岐阜城を訪れた記憶を思い入れたっぷりに振り返った。舞台挨拶の終盤、木村は「去年(ぎふ信長まつり)の経験をさせていただいたので、他県という感覚がない。肉眼で岐阜城を確認できた時に『あ、帰ってきたな』という感覚はありますね」と話し、会場からは大きな拍手が上がった。
その後、一行は再び名古屋に向かい、一般観客向けの試写会にもサプライズで登場し、割れんばかりの拍手の中、21日最後の舞台挨拶を行った。木村は「今日は熱田神宮でヒット祈願をさせていただきました。(信長と)関係の深い神社にお邪魔させていただき、自分を招いてくれたという形でしたので非常に嬉しかったです。その当時から今日に至るまで同じ場所に同じものが存在してくれているということにも感動しました」と熱田神宮を参拝できたことに改めて感謝を示した。