珠玉の作品を贈る「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」上映注目作品の予告映像が解禁!
TBSが立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」の作品などを上映する映画祭「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」が3月17日(金)より東京、大阪、名古屋、札幌で開催される。「王様のブランチ」に出演していることでもお馴染みの映画コメンテーター、LiLiCoを映画祭アンバサダーとして迎え、選りすぐりの15本の作品を上映する。このたび、本映画祭から第1弾となる上映作品5作の予告映像が解禁となった。
今回解禁となったのは、映画祭初日となる3月17日に上映される4作品と、大阪でのみ限定上映される1作品の計5作品の予告映像。『通信簿の少女を探して 〜小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今〜』は、令和4年度の文化庁芸術祭にてテレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞した作品。この作品が制作されたきっかけは、ディレクターが偶然手にした古書に挟まれていた一枚の通信簿。通信簿の持ち主である少女を探す旅はやがて知られざる日本の戦後史を紐解く旅へとつながっていく様子を映しだしていく。「男はつらいよ」シリーズの山田洋次や歌手の加藤登紀子、ジャズピアニストの秋吉敏子への「引き揚げ」体験のインタビューを交えながら、三浦透子が旅人として出演し、仲村トオルがナレーションを務めている。
また『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演~』には舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に出演する宮尾俊太郎が、敗戦直後の日本でバレエの演目の一つである「白鳥の湖」の全幕初演に挑んだ人々の歴史秘話を紐解くとともに、当時の振り付けを再現していく。ほかにもアフガンにおける薬物問題を取り上げた『アフガン・ドラッグトレイル』や、『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』(2月24日公開)の劇場公開を間近に控える佐井大紀の最新作『カリスマ ~国葬・拳銃・宗教~』、大阪で限定上映される『93歳のゲイ』の予告編が合わせて解禁されている。
記者やディレクターたちの熱い想いを乗せたドキュメンタリー作品が一堂に会す「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」。解禁された予告編を観て、映画祭に向けた予習をしたい!
文/高木郁