「現実に彼らが生きているよう」『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』胸アツな“東京卍會”結成シーンを現場レポート!
東卍結成当時のシーンのため、キャラクターたちはみんな外見や雰囲気に少しあどけなさが残り、金髪で前髪をおろしたビジュアルが新鮮な吉沢演じるマイキーは、ピンクのパーカーに黒い羽織りを着用。どこかかわいらしい若々しさが垣間見える姿もファンにはうれしいところ。
シーンの撮影では、店外から中へ歩いて入ってくる場地と一虎を「おーい!ここだよ!」と待ち侘びていたドラケンたちがテンション高く迎え入れる。そこで用意されていたのが東卍の作りたての特攻服。「大事に着ろよ!」と話す眞栄田演じる三ツ谷。同じシーンで何回もテイクを重ねていき、一回目の段取りよりさらにテンションを上げていくよう監督から指示が入ったりと、話し合いながらキャスト、スタッフ全員でシーンを作り上げていく。店内には「さっそく着替えて、流しに行こーぜー!」と山田演じるドラケンの威勢のいい声が響き渡り、これぞ東京リベンジャーズ!という熱いエネルギーが現場に充満。東卍の特攻服に意気込んで袖を通すキャストたちの姿にこちらも思わず胸が熱くなる。2008年当時、固い絆で結ばれていたはずのメンバーたちの仲睦まじい姿が描かれる貴重なシーンとあって、緊張感はありつつも和気あいあいとした空気のなか結成シーンが映しだされていく。撮影シーンの合間では、店の内外でキャスト、監督が楽しそうに談笑する姿も印象的だった。
東京卍會創設メンバーの1人であり、ファンの間では神格化されるほどの人気を誇る壱番隊隊長の場地圭介役を演じるのが永山だ。この日のシーンについて、永山は「原作を知っている方がほとんどだと思いますが、結成メンバーとの仲睦まじいシーンは2年前の過去パートのもので、おもに神社でのシーン、ツーリングのシーン、喫茶店のシーン。現代では面と向かって話すシーンはほとんどないので、過去のブロックでどれだけ日常的に仲がいいことを伝えられるか、を大切に演じたのを覚えています」とこの時の撮影について話す。
結成当時の貴重なシーン、かつ新キャストとなる永山と村上との共演シーンとなったマイキー役の吉沢も「前作からご一緒した皆さんはもちろん、場地と一虎の雰囲気もすばらしく、昔から仲のいい6人組の空気感が出てたと思います」と語り、一方の山田も「永山さんにしか出せない深みみたいなモノを感じて、羨ましく思いました。本当にひとつしか歳変わらないのかな?って。場地ぃぃ…ってなるんですよ、せつない」と吐露する。
また、そんな前作からの人気キャラを演じる吉沢や山田について永山は「吉沢さんも山田さんも、映画で観たままのマイキーとドラケンだったので、初めて現場でお会いした時はミーハーのように頬が緩んでいました。皆さん、今作から入る自分に対して居心地の良い現場、関係性を作ろうとしてくれているのだと思うことがよくありました。本当に感謝しています」とも。
そんな永山や村上について、吉沢は「どちらも漫画から飛び出してきたかのような完成度で驚きました。まるで前作から出てたかのように現場になじんでいて、さすがだと思いましたし、お芝居がやりやすかったです」と明かし、山田も「虹郎は別の作品で共演していて、初めて会った時が本当に印象的で、今回はその時とは役柄も違えば、なにか並々ならぬ意気込みを感じました。懸けてんだろうなって。僕は、お芝居の中で、受け取ろう、与えようとずっと思ってました」と語る。