【ネタバレあり】かわいさ増し増しのグローグー、シーズン1と見比べると…?「マンダロリアン」シーズン3初回をレビュー!
「スター・ウォーズ」の実写オリジナルシリーズとしてシーズン1&2が配信され、一躍人気を博した「マンダロリアン」。その最新シーズン3のディズニープラス独占配信が、3月1日にスタートした。MOVIE WALKER PRESSでは、本作の魅力をレビュー連載で徹底ガイド。まずは、いきなり見どころが満載となった初回のレビューをお届けする!
※以降、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。
黄金コンビが紡ぐ、“最も信頼できる「スター・ウォーズ」”の最新シーズン
さあ、いよいよ始まりました待望のシーズン3。
いまや「スター・ウォーズ」フランチャイズの中で最も信頼できるシリーズと言われて久しい「マンダロリアン」。陣頭指揮をとるのは引き続き、MCU大成功の礎を築いたデキる男ジョン・ファヴロー&世界一SWをわかってる男デイヴ・フィローニの黄金コンビだ。
SW世界に改めて西部劇や時代劇(特に『子連れ狼』)のテイストを持ち込んでビジュアルや話運びを渋く仕上げる一方で、反則気味にカワイイ、ザ・チャイルド=グローグーを前面に押しだした、“一見さんでも入りやすいSW”な建て付けがまずなにより素晴らしく、実際、本作をきっかけに初めてSWに触れる人が筆者の周りにも結構いる。それでいて、ルーク・スカイウォーカーやボバ・フェットらSW正史からのゲストを続々登場させ、古参ファンのテンションを引き上げることも忘れない。
シーズン2クライマックスでは、主人公マンドーこと本名ディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)がマンダロリアンの教義に背いてヘルメットをとり(その行為は一族からの破門を意味する)、さらにグローグーとも別れることになった。なんてこった、この先どうなってしまうんだ!?と大いに盛り上がったものである。
ところが、シーズン3冒頭。なんとマンドーとグローグーは何事もなかったかのように一緒に行動しているではないか。頭上に巨大な?マークが灯る超展開だが、実はこれにはワケがあって、シーズン2と3の間に配信された「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」が実質「マンダロリアン」シーズン2.5にあたり、そこで2人はすでに再会を果たしているのであった(だから、シーズン3を観る前に、本当なら「ボバ・フェット」を観ておく必要がある)。