佳境を迎える復讐、加害者たちの反撃…世界中で大人気の「ザ・グローリー」キャストまとめ!
昨年の12月に配信された「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」パート1は5週連続でNetflixグローバルトップ10入りを果たし、待望のパート2が3月10日17時よりNetflixで配信スタートする。主人公のムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)は高校時代に5人のクラスメイトから壮絶ないじめを受けて身も心もボロボロに砕けてしまい自主退学をする。18年の年月をかけて緻密な計画を練り、加害者らを社会から追い出す復讐劇が静かに幕を開ける。
本作は「シークレット・ガーデン」「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」と数々のロマンスドラマを大ヒットに導いた脚本家のキム・ウンスクと、「秘密の森」「青春の記録」などの演出を務めたアン・ギルホがタッグを組む。パート1では現在に至るまでの過程とドンウンの仕掛けた罠に次々とかかっていく加害者が描かれ、パート2では復讐が佳境を迎える予定だ。見どころとなるのは、ドンウンをはじめとした被害者の連帯、加害者集団に亀裂と加害者の反撃だろう。俳優の演技、ストーリー展開と面白さが加速していくのが復讐劇の面白さ。そこでドンウンに関わる主要の登場人物とキャストを押さえておこう。
ムン・ドンウン:ソン・ヘギョ
ドンウンが高校時代にクラスメイトから受けた行為は、いじめという言葉では片付けられない犯罪だ。貧しい母子家庭で育ったドンウンは母親にも捨てられ、学校を自主退学するしかなかった。工場で働きながら高卒認定を受け大学に入学。18年の時が経ち36歳になったドンウンは私立小学校の教師となり、加害者と傍観者らに生涯をかけた復讐を始める。常に口角は下がったまま無表情な彼女からは復讐への確固たる決意が伝わってくる。ドンウンと同じく闇を抱える者たちが協力者となっていく。
ドラマの最大の魅力はムン・ドンウンと同体になったソン・ヘギョの熱演ぶりだ。「太陽の末裔 Love Under The Sun」や「ボーイフレンド」など、“ロマンス女王”として活躍してきた彼女が笑顔ひとつ見せないだけでも新鮮に映る。それどころか愛情よりも憎悪が増すと魅力が高まり冷酷で美しい。徐々に感情が爆発していくソン・ヘギョの凄まじい変化に心の準備をしておきたい。
チュ・ヨジョン:イ・ドヒョン
形成外科医で病院長の息子として生まれ何不自由なく育ってきた。気さくで穏やかな青年に見えるが深い傷と消えない痛みをえている。ドンウンに囲碁を教えた相手で心を通わせていく。パート1では2人で囲碁をうつシーンが静かに美しく描かれ、ヨジョンだけが温かさをもたらしていた。しかしドンウンの過去を知ると、王子様ではなく“剣舞を踊る処刑人”になると決心し、ドンウンの住む町で開業。パート2で一変する姿に期待が高まっている。
イ・ドヒョンは若手俳優の中でも高い演技力が評価され一目置かれている存在。主演を務めた「18アゲイン」では第57回百想芸術大賞のTVドラマ部門で新人演技賞を受賞。他にも「30だけど17です」や「Sweet Home -俺と世界の絶望-」など出演作のヒットが続く。必ず進化した姿を魅せてくれるイ・ドヒョンの作品は見逃せない。
パク・ヨンジン:イム・ジヨン
ドンウンをいじめた加害者グループのリーダー格で裕福な家庭のお嬢様。高校生時代はターゲットを変えていじめを繰り返し、何もかもお金と権力で解決してきた。現在は気象キャスターとなり、建設会社の社長と結婚、可愛い娘にも恵まれ順風満帆な生活を送っている。大人になってドンウンと再会しても悪びれる様子もなく「私は何も悪くない」と吐き出し、その姿は18年前と全く変わらない。ドンウンの復讐によって追い詰められていくが、パート2ではヨンジンの反撃が見どころになりそう。
スクリーンデビューとなった『情愛中毒』(14)で演じた妖艶で美しい妻が話題となり、最高視聴率26.6%を記録した「吹けよ、ミプン」のヒロイン役で一躍ブレイクしたイム・ジヨン。Netflixシリーズ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」のパート2にも出演している。本作では非人道的な行為を楽しむ悪役で強烈なインパクトを残す。