佳境を迎える復讐、加害者たちの反撃…世界中で大人気の「ザ・グローリー」キャストまとめ!
チョン・ジェジュン:パク・ソンフン
ヨンジンと共にドンウンの人生を壊した男。親の財力を頼りに贅沢三昧の生活を送り、お酒、賭博、暴行などお構いなしで都合の悪いことはお金で揉み消す。ゴルフ場を継ぎ、ブティック店「シエスタ」のオーナーでもある。既婚者となったヨンジンのことをいまもなお続けているピュア(?)な一面も。傍若無人である一方、色覚異常を患っていることに対しては神経質だ。ある時、どうしても手に入れたいものができたジェジュンはドンウンが仕組んだ罠へと落ちていく。
「ジャスティス-復讐という名の正義-」や「サイコパスダイアリー」で殺人鬼やサイコパスと、悪役で頭角を表してきたパク・ソンフン。Netflixオリジナルの新シリーズ「先山」、ドラマ人気ウェブ漫画が原作となったドラマ「他人」への出演が決定しており、今後も活躍が期待される俳優である。
イ・サラ:キム・ヒオラ
ドンウンをいじめた加害者の一人。父親が大きな教会の牧師で合唱団のメンバー。職業は画家で薬物依存症。母親は薬に溺れる娘を前にしても平然と振舞う強者。同じく裕福な家庭で育ったヨンジンとジェジュンとは対等な立場で、加害者メンバーのチェ・へジョン(チャ・ジュヨン)やソン・ミョンオ(キム・ゴヌ)を常に見下している。ミョンオから薬物を買っていたのだが、ある事件が起きてから禁断症状に陥っていく。追い討ちをかけるようにドンウンに弱みを握られたサラは多額のドルを渡すことに。ただこれで終わりのはずがなく…。
2022年の大ヒット作「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でたった一人の娘を守ってきた脱北者の母親役が記憶に新しいキム・ヒオラ。ミュージカル界で人気女優の地位を確立し「怪物」でドラマデビューを果たす。シングルアルバムを発表したり、絵画の個展を開いたりと多才である。
チェ・へジョン:チャ・ジュヨン
ドンウンをいじめた加害者の一人。客室乗務員で華やかに着飾ってはいるものの、クリーニング店の娘であるヘョンはヨンジンたちの家柄には到底敵わず劣等感を抱く。加害者グループでの序列は5人中4番目だ。玉の輿を夢見て、念願叶ってお金持ちのチョン・テウク(イ・ジュンオク)と婚約。人生これからという時に現れたドンウン。しかもドンウンは婚約者の母親と知り合いの上に慕われていることが分かる。もし、いじめた過去が義母に知られたら…。ドンウンに従うしかないへジョンは他のメンバーへの復讐遂行のためにも利用される。
広告モデルを経て女優へと転身したチャ・ジュヨンは、本作でも抜群なスタイルを披露。本人も衣装やヘアメイクにとても気を遣ったと話し、毎回印象が変わるヘジョンの華美なファッションは自分を大きく見せるための手段でもある。
ソン・ミョンオ:キム・ゴヌ
ドンウンをいじめた加害者の一人。加害者グループでの序列は一番下でブティック店「シエスタ」で働いている。昔もいまもジェジュンのパシリで雑用を押し付けられても本人には何も言えない。全員から馬鹿にされヘジョンと同じく劣等感の塊である。一番揺さぶりやすい人物とも言えるミョンオから目をつけたドンウンは、最初に味方につけて復讐を進めていく。自分が復讐相手だと気づきもしないミョンオはドンウンと手を組むがある日突然姿を消してしまう。
結局、いじめグループ内にもドンウンにも利用されるミョンオの人生はこのまま終わってしまうのだろうか。なぜがとんでもないことをやらかして破滅に向かう気がしてならない。警察官、連続殺人魔、大人気スターなどさまざまな役柄を務めてきたキム・ゴヌは本作でどれだけの爪痕を残していくのか楽しみである。
ハ・ドヨン:チョン・ソンイル
ヨンジンの夫でジェピョン建設の社長。完璧で隙がなく本心を語らないタイプ。紳士的で子煩悩だが、ヨンジンに対しては本当の愛があるようには見えない。囲碁が趣味で計画的に近づいてきたドンウンに惹かれていく。いよいよパンドラの箱を開けてしまったドヨンはドンウンの復讐に手を貸すのだろうか。だとすれば自分の手を汚すことなく確実に追い込むだろう。復讐が果たせるか鍵を握っているドヨンは目が離せない注目すべき人物。
舞台俳優として長年活躍してきたチョン・ソンイルは「イモン〜禁断の愛〜」でドラマデビュー。「秘密の森2」や「私たちのブルース」など人気作にも出演。本作を手掛けるキム・ウンスク作家やアン・ギルホ監督にも演技を絶賛され、その実力は十分だ。魅力的な低音ボイスと大人の色気が漂う彼は“韓国のトニー・レオン”とも呼ばれている。
「この復讐が終わったらあなたは幸せになるのですか?」。
これはヨンジンの夫、ドヨンがドンウンに向けた言葉だ。復讐が成功したらどんな感情になるのかはきっと本人にも分からない。分かっているのは復讐が生きる理由になっていることだけ。嘲笑い、泣き叫び、怒り狂う。激化する復讐が迎える結末とは…。私たちはドンウンと共に希望を見出すことができるのだろうか。そして加害者がいつ誰にどのような罰を受けるのか、しっかりと目に焼き付けなければならない。
文/ヨシン