作曲&作詞家が明かす「ナートゥ・ナートゥ」制作秘話!『RRR』歌曲賞受賞スピーチ全文&受賞後インタビュー

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作曲&作詞家が明かす「ナートゥ・ナートゥ」制作秘話!『RRR』歌曲賞受賞スピーチ全文&受賞後インタビュー

インド映画『RRR』(公開中)の劇中歌「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」が、第95回アカデミー賞歌曲賞を受賞した。インドが国際長編映画賞に選出したのは別の作品だったが、インド映画として初の歌曲賞受賞という快挙となった。

また、短編ドキュメンタリー賞でも『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』(Netflixにて独占配信中)がインド作品として同部門を初受賞し、計2つのオスカー像を持ち帰った。楽曲演奏では、『トリプルX:再起動』(17)などに出演したインド出身の女優ディーピカー・パードゥコーンがプレゼンターを務め、軽快な旋律と超高速ダンスで、ドルビーシアターの3300人の出席者と、テレビを通して多くの視聴者の目を釘付けにした。現地時間3月12日の授賞式直後1時間で、北米のSpotifyにおける「Naatu Naatu」の再生回数が960%アップしたという。授賞式の冒頭モノローグでは、司会のジミー・キンメルが「スピーチの制限時間が来ると、『RRR』のダンサーが踊りだし連れ去ります」とジョークにしていた。まさに、今年のハリウッドを席巻した非英語映画だった。

司会を務めたジミー・キンメル、スピーチが長すぎてナートゥダンサーズにより強制退場させられる…
司会を務めたジミー・キンメル、スピーチが長すぎてナートゥダンサーズにより強制退場させられる…Blaine Ohigashi / [c]A.M.P.A.S.

2022年3月に北米で公開された『RRR』は日本および世界中で大ヒット、ハリウッドのチャイニーズ・シアターではJ.J.エイブラムスがMCを務める上映会などが行われた。ゴールデン・グローブ賞では主題歌賞、映画放送批評家協会賞では外国語映画賞と主題歌賞を受賞している。また、ニューヨーク批評家協会賞ではS・S・ラージャマウリが監督賞を受賞。アカデミー賞では、作曲のM.M.キーラヴァーニがカーペンターズの「Top of the World」の替え歌での受賞スピーチを行うという、歌曲賞にふさわしいすばらしいパフォーマンスを見せた。

M・M・キーラヴァーニ&チャンドラボース 歌曲賞受賞スピーチ全文


授賞式ではカーペンターズの「Top of the World」の替え歌を披露
授賞式ではカーペンターズの「Top of the World」の替え歌を披露Phil McCarten / [c]A.M.P.A.S.

M.M.キーラヴァーニ「アカデミー会員のみなさん、ありがとうございます。私はカーペンターズを聴いて育ちました。そしていま、私はアカデミー賞を受賞しました。(「Top of the World」を歌いだす)私の願いはただ1つ。それは、(S.S.)ラージャマウリと私の家族の願い。『RRR』はすべてのインド人の誇りとして、受賞しなければ。そして世界の頂点(Top of the World)に立たなければ! (プロデューサーの)カールティケーヤ(※)、そしてこの受賞を可能にしてくれたラディアンス・フィルムのみなさん、ありがとうございました。みなさんを愛しています。 ありがとうございました」

チャンドラボース「ナマステ!」


第95回アカデミー賞特集
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