“フォージャー家”勢ぞろいで『劇場版 SPY×FAMILY』公開日とビジュアルを発表!江口拓也&早見沙織の画伯対決に会場爆笑
東京ビッグサイトで開催中の今年で10周年を迎える世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2023」にて3月26日、「SPY×FAMILY」のスペシャルステージが行われ、江口拓也(ロイド・フォージャー役)、種崎敦美(アーニャ・フォージャー役)、早見沙織(ヨル・フォージャー役)、松田健一郎(ボンド・フォージャー役)が登壇。フォージャー家のメインキャストが集結し、オリジナル劇場版のタイトルが『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』となり、12月22日(金)より公開となることが発表された。
原作は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」にて連載がスタートし、最新コミックス10巻までのシリーズ累計発行部数が2900万部を突破する人気コミック。スパイの父と殺し屋の母、超能力者の娘が、互いの秘密を抱えたまま仮初めの家族になる姿を描く。昨年末に開催された「ジャンプフェスタ2023」にて、オリジナル劇場版の制作とテレビアニメのシーズン2の放送決定が発表となり大きな話題を呼んでいた。この日は、フォージャー家がそろって登壇できたことに感激しきりだった声優陣。久しぶりに集まることができたという話題から、種崎は江口の身長がまた伸びている気がすると話し、早見も同意。みんなで大笑いするなど、息ぴったりにイベントが始まった。
待望のシーズン2の放送は、10月よりテレビ東京他にてスタートすることが発表された。まだアフレコは始まっていないそうで、今後の展開にもワクワクしているという4人。表情豊かなアーニャを演じる種崎は、期待に応えていかなえればいけない怖さもあると告白していたが、それぞれの芝居に刺激されることが多い現場だという江口は、これからもいろいろな表現に挑戦していきたいと意気込む。種崎も「がんばるます」とアーニャのセリフを借りながら気合を入れていた。
そしてオリジナル劇場版の詳細も気になるところだが、声優陣が劇場版のビジュアルや展開を予想したイラストを描き、会場に披露するひと幕も。早見と江口は、個性的なイラストを見せてなかなかの画伯ぶりを発揮。早見が描いたアーニャの胸には、優秀な生徒に贈られる勲章であるステラが輝いていたが、江口はステラには見えないとツッコミ、早見が抗議。さらに江口の描いたボンドの体勢や銃の形などあらゆる部分に早見が首をひねりまくるなど、“画伯対決”とも言うべきやり取りに会場も大盛り上がりだった。
ボルテージも高まるなか、スクリーンに本当のティザービジュアルと公開日がドンと映し出された。タイトルは、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』。お披露目となったビジュアルでは、白い雪が舞うなかロイドが銃を構え、アーニャ、ヨル、ボンドはキリリとした表情を見せており、声優陣が「かっこいい!」と声を大にすると会場からも大きな拍手が上がった。シリアスな雰囲気あふれるビジュアルながら、先ほど画伯ぶりを見せた江口のイラストと類似点も見受けられ、奇跡的な偶然に会場も爆笑。早見は、認めたくないと語りさらに会場を笑わせていた。
家族を演じているキャスト陣だけに、相性のよさがたっぷりと感じられるトークが繰り広げられ、登壇者も会場も笑いっぱなしだったこの日のステージ。「世界一壮絶な家族旅行が始まる」とのキャッチコピーが掲げられた劇場版の公開も楽しみだと声をそろえつつ、江口は、きっとまたとんでもないことになるんじゃないかなと物語に期待。「収録も全力で楽しんでいきたい」と力を込めていた。
※種崎敦美の「崎」は正式には「たつさき」
取材・文/成田おり枝