堀田真由が漆塗り職人役に挑む『バカ塗りの娘』公開決定!父親役の小林薫との場面写真が解禁 - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
堀田真由が漆塗り職人役に挑む『バカ塗りの娘』公開決定!父親役の小林薫との場面写真が解禁

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堀田真由が漆塗り職人役に挑む『バカ塗りの娘』公開決定!父親役の小林薫との場面写真が解禁

<キャスト・スタッフコメント>

堀田真由(青木美也子役)

「青木美也子役を演じさせていただきました。初めて感じる気温や、湿度、匂いを全身で感じながら青森県弘前市で撮影させていただきました。実際に職人さんに漆の使い方を伝授していただいたり、津軽弁を話したりと新たな挑戦にドキドキしながらもゆったりと流れる時間に身を委ねながら取り組む日々は、贅沢で忘れられないものとなりました。
最新な物が次から次へと産まれ、機械化、自動化が主流になってきたいま、改めて日本の美しい伝統工芸に触れ、なにを感じ受け取るか、そして伝授していくことの厳しさとどう向き合っていくのか。津軽塗りを通してつながる家族の物語からなにかを感じ取っていただけると幸いです」

小林薫(青木清史郎役)

「津軽弁が難しかった。何度やってもできない発音なんかがあって、現場でも何十回とチェックを受けて苦労しました。それが、映画を観たら台詞の量がそうでもない、こっちは七転八倒しながら、台詞と格闘したから、大量だと思い込んでいたんですね。映画はラスト近くで、ギクシャクしていた親子関係が、お互いの存在を身近に感じて、優しい気分になっていくシーンがあります。僕自身はそのシーンでなんだか幸せな気持ちになりました。人は、争いより仲良くなっていく人をみると幸せな気分になるんだと」

●鶴岡慧子(監督)

「バカ塗りの“バカ”とは、ひたむきさを表す“バカ”です。津軽塗と出会い、ものづくりに対する慎ましくも純度の高い情熱に触れ、私もこんなふうに映画を作りたいと思いました。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮る。色鮮やかな模様を研ぎ出すように、登場人物たちの個性で画面を満たす。堀田さん、小林さんはじめ、すばらしい俳優さんたちとご一緒することができました。そして、弘前の皆さん、津軽塗の職人さんたちに、本当の意味で支えていただきました。みんなで作ったこのひたむきな作品を、たくさんの方に楽しんでいただけたら幸いですし、津軽塗の魅力を知っていただけたらうれしいです」

文/山崎伸子

※高森美由紀の「高」は正式には「はしご高」

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