萩原利久&八木勇征が提案する『美しい彼』ロス対策は?「ずっと好きでいていい」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
萩原利久&八木勇征が提案する『美しい彼』ロス対策は?「ずっと好きでいていい」

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萩原利久&八木勇征が提案する『美しい彼』ロス対策は?「ずっと好きでいていい」

凪良ゆうの⼈気⼩説を実写化したドラマ「美しい彼」の劇場版作品『劇場版 美しい彼〜eternal~』の公開記念舞台挨拶が4月8日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、萩原利久、八木勇征、酒井麻衣監督が登壇。萩原と八木が息ぴったりにトークを繰り広げ、会場を盛りあげた。

『劇場版 美しい彼〜eternal~』の公開記念舞台挨拶が開催された
『劇場版 美しい彼〜eternal~』の公開記念舞台挨拶が開催された

本作は、2021年11月からMBSドラマ特区枠にて全6話で放送され、今年2月からはシーズン2が放送されたドラマの劇場版。底辺“ぼっち”の平良(萩原)と、美しく不遜な“キング”清居(八木)の恋の行方を描く物語で、劇場版では、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントととして働き始めた平良と、俳優としての活躍の場を広げる清居のその後のストーリーが描かれる。

酒井監督からの絶賛に大喜び!
酒井監督からの絶賛に大喜び!

観客から大きな拍手で迎えられ、笑顔を弾けさせた3人。この日は、事前にSNSで募集したファンからの質問に答えることになった。寄せられた質問は、3771通にのぼったという。まずは「萩原さん、八木さんは監督が描かれるイメージ通りの演技をされましたか?」と酒井監督に向けた質問があった。酒井監督は「想像以上のお芝居をしてくださいました」と2人の演技を大絶賛で、「特にびっくりしたのは、写真撮影のシーン。萩原さんに実際にカメラを持っていただいた。平良の目線でしか撮れない、清居が撮れた。すばらしかったです」と続けると、萩原と八木は「ウエーイ!」とハイタッチしながら大喜び。

平良役を務める萩原利久
平良役を務める萩原利久

萩原は「なんでもやってみたくなる現場」だと切りだし、「平良と清居のやり取りは、そこから生まれて行った。『これはやりすぎたな』と思っても(監督が)うまくまとめてくれるという、僕らの道標をくれた。振り切ったことをしても絶対に大丈夫だという信頼関係のもと、撮影していました」と酒井監督への感謝を口にした。本シリーズで本格的に俳優活動をスタートさせた八木は、「シーズン1に入るホン読みの段階から、酒井さんと一緒に清居について話し合った。感情の動きも一つ一つ、最初から教えてもらった」としみじみ。「初めて、ダブル主演を務めさせていただいた作品。すべてのことが初めてだった。初めてが酒井さんでよかったと思うし、相手が利久でよかった。最高の作品に巡り会えたなと思っています」と熱を込めた。

清居役を務める八木勇征
清居役を務める八木勇征

また、「劇場版のロスに向けて、対策を教えてください」とのお願いもあった。八木は「ロサンゼルス編かな」とダジャレで回答。会場も大笑いとなるなか、八木は「時間の流れかな。時がなんとかしてくれる」と想いを巡らせながら、「でもロスにならなくてもいいかな。酒井さんの映像には、細かいところにこだわりが詰まっているから、そういうところを探しながら観てみるのも、新しい楽しみ方になる。ロスとか気にしなくていい。ずっと好きでいていいんじゃないでしょうか」と呼びかけると、観客から大きな拍手が起きていた。萩原も「友だちと観るのもおもしろいんじゃないですかね。しゃべりながら観ると楽しいし、自分では見つけられなかった楽しみ方を見つけられる」と提案していた。


【写真を見る】八木勇征、投げキッス!
【写真を見る】八木勇征、投げキッス!

そしてステージでは、4月21日から萩原と八木による本作の副音声上映がスタートすることも発表された。副音声の収録では、萩原と八木が「ずっとしゃべっていた」と笑顔を見せ合うなど息ぴったり。ステージ上で靴紐を結び始めた萩原を見た八木が、「しばし靴紐タイムが入ります」と笑ったり、新社会人に向けてポーズを決めながら気合いのエールを送ったりと、終始仲のよい様子を見せていた2人。

萩原利久&八木勇征、ハートマークをどう作る?2人で笑顔を弾けさせた
萩原利久&八木勇征、ハートマークをどう作る?2人で笑顔を弾けさせた

最後に萩原は「シーズン1の時から考えると、本当に奇跡のような瞬間。『美しい彼』がもっともっと大きなところに、もっともっと広がっていってくれたらうれしい」、八木も「やっと公開されて、いろいろな方に届くことをすごく幸せに感じています。スタッフ、キャスト全員、よりよいものを作る気合いで、全力で作りあげた作品。海外での上映も決定したので、国境を超えて愛されているんだなと改めて実感しました」と本作への愛情をたっぷりとにじませていた。

取材・文/成田おり枝

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