【リレー連載第4回】オカダ・カズチカ「聖闘士星矢」のハリウッド進出に受けた刺激「海外でやってみるというチャレンジはしてほしい」
「僕は海外に出たからこそ日本のよさを知ることができた一人」
日本生まれの漫画「聖闘士星矢」がハリウッドで映画化。星矢を演じる新田やメジャーリーグで活躍する大谷翔平など、世界の第一線での日本人の活躍が目立っている。メキシコでプロレスラーデビューを果たしたオカダは、海外へ行くことをどのように捉えているのだろうか。
「(若い人たちには)海外に出てほしいです。旅行とかではなく、海外の文化に触れて生活をする経験はしたほうがいいと僕自身は感じています。海外で成功することが必ずしも正解だとは思いません。海外が合わない人だっているし、日本にもいいところはたくさんあります。実際、僕は海外に出たからこそ日本のよさを知ることができた一人です。経験は財産になるので経験することでなにかを得る、それを海外でやってみるというチャレンジはしてほしいですね」。
日本のプロレスの海外での評判に触れ「新日本プロレスもめちゃくちゃ海外でウケているし、日本のものって海外ですごく人気があると実感しています。実際、僕がメキシコに行った時には『聖闘士星矢』人気の凄さに驚きました。今回の映画も日本発。大ヒットしてカネの雨を降らせて欲しいと思います!」とレインメーカーらしいコメントも。自身のプロレスラー人生を振り返り「僕のビギニングはチャンピオンになった時」と締めくくったオカダ。「試合に勝ちチャンピオンになった時がはじまり。チャンピオンは負けてもそこから這い上がっていく道がはじまります。勝っても負けてもビギニング。そういう意味で、僕のビギニングはチャンピオンになった時です」。
自分のなかにある小宇宙(コスモ)の力を知り、修行を受けようと決心。なにが起きようとも諦めることなく成長していった星矢と同じように、自ら課したアメリカ武者修行を経て成長したオカダに待っていたのはブーイングから応援へのターニングポイント。自分の意思で運命を決断、前を向き、覚醒した星矢にオカダの生き様が重なる。
取材・文/タナカシノブ
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