今回の事件はまさかの“犬神家の一族”?『ミステリと言う勿れ』“広島編“特別映像が解禁
累計発行部数1800万部を突破した田村由美による大人気漫画を原作とし、一大ブームを巻き起こしたドラマ「ミステリと言う勿れ」。ドラマに引き続き、菅田将暉主演&松山博昭監督のタッグで、原作でも人気のエピソード“広島編“を描く劇場版『ミステリと言う勿れ』が9月15日(金)より公開となる。本作より、広島に降り立った久能整の姿を収めた特別映像が解禁となった。
天然パーマがトレードマークの大学生、久能整(菅田)が「僕は常々思ってるんですが─」という言葉とともに膨大な知識と独自の価値観による持論によって事件を解決していく新感覚ミステリー。今回は広島を舞台に、代々遺産を巡る争いによって死者さえ出るといういわく付きの名家、狩集家の遺産相続事件に巻き込まれていく整の姿を描く。
今回解禁となったのは、先日SNSで話題を集めたばかりの汐路役の原菜乃華をはじめ狩集家の遺産相続を巡る争いを繰り広げる5人の姿が映る“広島編“の特報映像。映像は、ドラマでお馴染みの音楽とともに、宮島の厳島神社や原爆ドームなど、“広島編“の名にふさわしい広島の名所が映し出されるところからスタート。力強い表情で「久能整くん、力を貸して─」と助けを求める汐路との出会いによって整はいわくに満ちた狩集家の相続問題に巻き込まれていく。そして物騒な汐路の説明とともに、意味ありげな蔵の鍵、日本人形、遺言書などのアイテムたち、そして神妙な面持ちの赤峰ゆら(柴咲コウ)、車坂朝晴(松下洸平)、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)ら狩集家の関係者の姿が矢継ぎ早に映し出されていく。
全員が怪しい状況のなか、向かってきた車を避け川へと落下してしまう整の姿からは、相続問題に巻き込まれた彼の身に危険が迫っていることを予感させる。一方終盤には、整と激しく洋服を引っ張り合う汐路が。「どうして拒否もOKも“結構です“なんだろう日本語って。結構です!本当に嫌なんです!」と整ぶしを炸裂させる整に「面倒くさいなぁ…」と言い放つ汐路という「ミステリと言う勿れ」らしい軽快なおしゃべりや微笑ましいやり取りが垣間見える特報となっている。
おしゃべりだけで、謎だけでなく人の心をも解きほぐしていく整を主人公にした本作。はたして整は無事にいわくつきの名家の相続問題を解決することができるのか?続報に期待したい。
文/高木郁