『東京リベンジャーズ』これまでの4ループを振り返り!『血のハロウィン編』でカギを握るキャラクターは?

コラム

『東京リベンジャーズ』これまでの4ループを振り返り!『血のハロウィン編』でカギを握るキャラクターは?

映画『東京リベンジャーズ』(20)は、フリーターであるタケミチこと花垣武道(北村匠海)が、犯罪集団“東京卍會”の抗争に巻き込まれて死亡した、高校時代の彼女である橘日向(今田美桜)を救うためにタイムリープを繰り返して奮闘する物語。原作は、講談社「少年マガジン」で5年半にわたり連載され、昨年11月についに完結、累計発行部数が7000万部を突破した大人気漫画「東京卍リベンジャーズ」だ。

2021年のアニメ第1期放送に続き、同年7月に実写映画が公開。北村や今田ら人気の若手俳優が多数出演したことも手伝い、同作は2021年に公開された実写映画のなかで興行収入1位を記録するなど社会現象を巻き起こした。

そんな大ヒット作の続編となる二部作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』(公開中)、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)は、原作屈指の人気エピソード「血のハロウィン編」を映像化したもの。前作で、東京卍會とそれを束ねるマイキー(吉沢亮)が凶悪化する引き金となった、ドラケン(山田裕貴)の死亡を阻止することに成功したタケミチは、現代に戻り日向との再会を果たした。『-運命-』では、その後に訪れる衝撃の展開とタケミチのさらなる奮闘が描かれる。本稿では、そんな『-運命-』をより楽しむため、これまでのタイムリープを振り返っていく。

ヒナタを救うためのタイムリープ開始

【写真を見る】タケミチの唯一の恋人ヒナタ。彼女のためにタケミチは奔走する(『東京リベンジャーズ』)
【写真を見る】タケミチの唯一の恋人ヒナタ。彼女のためにタケミチは奔走する(『東京リベンジャーズ』)[c]和久井健/講談社 [c]2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会

ある朝ニュースで、高校時代の恋人であるヒナタと弟の直人(杉野遥亮)が東京卍會によって殺されたことを知ったタケミチは、誰かに地下鉄のホームに突き落とされ、気がつくと高校時代に戻っていた。偶然助けた直人に10年後にヒナタが死ぬことを伝え、再び気がついた時は突き落とされた駅の医務室にいた。この時タケミチを救ったのは直人で、10年前にタケミチから言われたことを信じて警察官になり準備をしていたと言う。そこでタケミチは、自分がタイムリープしたこと、直人との握手がそのスイッチであること、ヒナタの死はまだ変わっていないことを知る。

2回目となるループでは、ヒナタの死の元凶となった東京卍會の2トップである、マイキーとキサキ(間宮祥太朗)の出会いを阻止するというミッションに挑んだタケミチ。喧嘩賭博を仕切るキヨマサ(鈴木伸之)が東京卍會のメンバーであることを知り、「自分が勝ったらマイキーに会わせてほしい」とタイマンを申し出るもボコボコにされてしまう。しかし、弱くても譲れないもののために命を張ったタケミチの姿になにかを感じたマイキーとドラケンがキヨマサを止め、この出来事をきっかけにタケミチは2人と友だちになる。

キヨマサとの喧嘩賭博をきっかけに、タケミチはマイキー、ドラケンと友だちに(『東京リベンジャーズ』)
キヨマサとの喧嘩賭博をきっかけに、タケミチはマイキー、ドラケンと友だちに(『東京リベンジャーズ』)[c]和久井健/講談社 [c]2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会

マイキーと友だちになったことから、彼が悪人ではないことを知ったタケミチは現代に戻り、マイキーから直接話を聞くために、高校時代からの仲間の一人であるアッくん(磯村勇斗)とコンタクトを取る。しかしアッくんは、キサキの命令で自分がタケミチをホームから突き飛ばしたこと、ドラケンの死がマイキーを変えてしまったことを伝え、タケミチの目の前で自殺を図る。


関連作品