松岡茉優&窪田正孝がダブル主演で初共演!石井裕也監督作『愛にイナズマ』今秋公開決定
松岡茉優と窪田正孝がダブル主演を務める石井裕也監督の最新作『愛にイナズマ』が、今年秋に全国公開されることが決定。あわせて、佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也の共演が明らかとなった。
映画『愛にイナズマ』は、数々の映画賞を総なめにした『舟を編む』(13)をはじめ、『川の底からこんにちは』(10)、『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)、『茜色に焼かれる』(21)など、発表する作品が国内外の映画賞で高く評価される石井監督が完全オリジナル脚本で描くアフターコロナの世界を舞台にしたヒューマンコメディ。
主演は、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に3度輝いた松岡と、『ある男』(22)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したことも記憶に新しい窪田。石井作品初参加となる2人は本作で初共演。松岡は映画監督デビューを目前にしながらも騙されて夢を全て奪われた主人公、折村花子を演じ、窪田は花子と運命的な出会いを果たすことになる全く空気は読めないがやたら魅力的な男、舘正夫を演じる。共演には『シン・仮面ライダー』(23)で新境地を開拓した池松と、『葛城事件』(16)で一躍注目を集め、『街の上で』(21)に主演するなど、話題作への出演が続く若葉。2人は、クセ強めな花子の2人の兄に扮する。さらに花子のどうしようもないダメ親父役で日本映画界を代表する名優、佐藤が出演する。
幼い頃からの夢だった映画監督デビューを控えて、26歳の花子は気合いに満ちていた。花子の若い感性をあからさまに馬鹿にし、業界の常識を押しつけてくる年上の助監督は困りものだが、正夫との運命的な出会いを果たす。そうして花子は、人生がようやく輝きだした矢先、プロデューサーに騙されて全てを失ってしまう。失意のどん底に突き落とされた花子を励ますように正夫は「夢をあきらめるんですか」と問いかける。静かに怒りをたぎらせ闘うことを誓った花子が頼ったのは、10年以上音信不通だったどうしようもない父の折村治(佐藤)と2人の兄、誠一(池松)と雄二(若葉)。正夫と家族を巻き込んだ花子の思いもよらない反撃が始まる。
映画『愛にイナズマ』は2023年秋公開予定。初共演となる松岡茉優と窪田正孝がどんな演技を見せてくれるのか期待しながら公開を待ちたい。