十味&まるぴにインタビュー!『放課後アングラーライフ』撮影を通して築いた“特別な関係”
「まるぴとは、特別な関係になったと言えそうです」(十味)
――そうなんですね!たしかにものすごくハマっていらっしゃいました。
十味「椎羅は、元気で溌剌としていて、明るくて、ギャグを言ったり、おちゃらけたところもあるキャラクターです。まるぴもおちゃらける時があって、『いまアクセルを踏んでいるな!かわいいな』と思う時もあります(笑)。そういった愛されキャラなところが、とても似ていると思います」
まるぴ「あはは!恥ずかしい!でもとてもうれしいです。十味さんも、めざしちゃんと似ているところがあります。真面目に物事に取り組んだり、自分の気持ちにまっすぐなところは、十味さんとめざしちゃんにとても共通するところですね。とにかく、めざしちゃんも椎羅もかわいくて、そこが一番似ていたかも(笑)!」
――ご自身としては、演じた役柄に共感する点はありましたか。
十味「私もめざしと同じで、あまり自分の素の部分を表に出したくない…と思っているところがあって。なにか行動を起こして、それに対して反感が生まれてしまうことが怖かったり、以前は目立つことにも抵抗があったんです。学生時代は、みんなから“さん付け”で呼ばれるような人生でした。クラスのなかでも“陰”の存在のまま卒業したので、仲間と出会って、自分の心を開いていくめざしを見ていると、私が学生時代にできなかったことを、めざしが叶えてくれたような気がしました。自分の感情も揺さぶられるキャラクターで、演じ終えた時にはすごく幸せな気持ちになりました」
まるぴ「椎羅は、根っからのポジティブな女の子。私も明るいタイプだとは思いますが、実はネガティブな部分もあって。台本を読んだ時には、『私にこういうセリフが言えるかな?』と思うこともありました。でも撮影が始まってみると、『まるぴだったら、こう思うな』ということはまったく考えずに、椎羅として生きることができたんじゃないかなと思っています。私も、撮影期間自体が青春そのものだったなという気がしています」
――その青春感が、映画全体からもビシビシと伝わってきました。撮影を通して、これまでの関係性に変化が生まれたことがあれば教えてください。
まるぴ「私は事務所に入ってからずっと、『十味さん』と“さん付け”で呼ばせていただいていたんですが、本作の撮影を経て『姉さん』と呼ぶようになりました(笑)。撮影の合間に2人でコンビニに入った時に、私が『姉さん』と呼んでいたら、ほかのお客さんに不思議そうな目で見られたこともありましたね。十味さんはその呼び方をあまり喜んでいないようなんですが(笑)、私は親しみと、尊敬。そして『もっと仲良くなりたい』という気持ちを込めて、そう呼んでいます!」
十味「まるぴと私の年齢は、一学年しか違わないんですよ。もっと言うならば、3か月しか変わらない!『姉さん』と言うと、ものすごく年上に見えますよね。事務所にはもっと年上の先輩もいるのに、なぜか私だけ『姉さん』(笑)。微妙な気持ちもありますが、そう呼ぶのはまるぴしかいないので、特別な関係になったと言えそうです」