ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』公開日が12月に決定!特報映像も解禁
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年記念作品『ウィッシュ』が12月15日(金)より劇場公開されることが決定。あわせて本作の重要なテーマとなる”願いの力”が描かれた特報映像が解禁となった。
『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき長編アニメーション作品。これまで『白雪姫』(37)や『ピノキオ』(40)、『シンデレラ』(49)など、ディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきたが、本作はそんなどの作品の世界よりも前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている “ロサス王国”を舞台にした物語。
主人公となるヒロインは、“願いの力”をまだ知らない17歳のアーシャ。前向きで明るく、王国の人々を大切に思っている彼女は、ある出来事によってこの夢のような王国に隠された”裏の顔“を知り、ディズニー史上最も恐ろしいヴィランに立ち向かうことになる。
今回解禁となった映像は、ヒロインのアーシャが暮らすロサス王国の様子から始まる。願いが叶うと言われている魔法の王国の平和な場面が映し出されるが、ロサス王国の国王、マグニフィコ王の「差し出すだけでいい、お前の願いをこの私に」という不穏な言葉で一変、その裏に隠された王国の暗い秘密が垣間見える。
さらに映像では、アーシャの相棒であるヤギのバレンティノと、星の姿をしたキャラクター”スター”も登場。スターが身にまとう光り輝く粉には魔法の力があるようで、バレンティノがその粉を食べると、なんとその可愛い見た目とはギャップのある低音ボイスで人間の言葉が話せるように。ユーモアあふれる可愛いキャラクターたちに加え、ディズニーらしい魔法も登場し、これからアーシャに待ち受ける壮大な冒険への期待をあおる仕上がりになっている。
また今回の特報映像でもっとも注目なのは、映像内で流れる“願い”について歌った劇中曲「This Wish(原題)」。王国の危機を救おうと、愛する人たちのために強く願うアーシャの心情が表現された一曲だ。力強くもエモーショナルなこの楽曲は、観客の心に響き、より一層作品を盛り上げてくれるに違いない。
今回音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートし、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや『アナと雪の女王』(14)のロバート&クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として礎を築く存在となりそう。
本作でヒロイン・アーシャの声優を務めるのは『ウエスト・サイド・ストーリー』(22)で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。監督は、『アナと雪の女王』1、2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』(16)などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、クリスと同じく『アナと雪の女王』1、2作を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが務め、ディズニーのレガシーを受け継いできた最高のスタッフが集結している。
ディズニー100年の歴史の集大成であり、これから先の100年を指し示す特別な作品になりそうな『ウィッシュ』。公開まで本作の続報を期待しながら待ちたい。
文/スズキヒロシ