ヴィゴ・モーテンセンとレア・セドゥが魅せる過激なパフォーマンスとは?『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』予告映像が解禁
『ビデオドローム』(83)や『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05)の鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(14)以来8年ぶりに手掛けた長編最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が8月18日(金)より公開される。このたび本作から、予告映像が解禁された。
物語の舞台はそう遠くない未来。人工的な環境に適応するよう進化し続けた人類は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みの感覚も消えた。そんななか“加速進化症候群”のアーティスト、ソールが体内に生み出す新たな臓器に、パートナーのカプリースがタトゥーを施し摘出するショーが大人気に。一方、政府は人類の暴走を監視するため“臓器登録所”を設立。それに強い関心を持つソールのもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれ…。
解禁された予告映像では、ヴィゴ・モーテンセン演じる主人公のソールが特殊な装置に横たわり、体にメスが入れられる様子や、レア・セドゥ演じる妖艶なカプリース、クリステン・スチュワート演じるティムリン、そして全身に耳のあるダンサーが踊る姿などが映しだされていく。クローネンバーグ監督が制作に20年以上費やし“人類の進化についての黙想”をテーマとした本作。はたして進化の先にあるものとは…。
クローネンバーグ監督の真骨頂とも呼ぶべき本作の公開に先駆け、『ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』(6月16日公開)や『裸のランチ 4Kレストア版』(7月7日公開)が劇場上映される他、「BS10 スターチャンネル」では特集放送として4作品が8月と9月に放送され、Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」では初期監督作品を含む7作品が配信中。それらもチェックして、鬼才が放つ新たな衝撃に備えてみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬