「安心して祥太朗くんに殴られました(笑)」北村匠海×間宮祥太朗「東リベ2」で初対峙した感想は?

インタビュー

「安心して祥太朗くんに殴られました(笑)」北村匠海×間宮祥太朗「東リベ2」で初対峙した感想は?

現在全国で大ヒット公開中の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』。原作コミック、アニメ、そして2021年実写邦No.1ヒットとなった前作と、常に社会現象を巻き起こし続けている「東リベ」。新キャストも加入した待望の続編映画は、原作の中で最も泣けると言われている「血ハロ」編を、前後編の2部作でじっくりと描き切る。

いよいよ6月30日(金)の公開が迫った後編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』を前に、主人公のタケミチを演じる北村匠海と、東京卍會を凶悪化させた張本人、キサキを演じる間宮祥太朗の対談が実現。「1」では絡みのなかった2人が、続編では真っ向から対峙。芝居面はもちろん、体ごとぶつかりかった激しいアクションなど、異常な熱量をはらんだ真夏の撮影の日々を振り返る。

「やっとキサキが現れた!と興奮しました」(北村)

【写真を見る】「タケミチに睨まれるのは気持ちよかったです(笑)」「東リベ2」北村匠海×間宮祥太朗にインタビュー!
【写真を見る】「タケミチに睨まれるのは気持ちよかったです(笑)」「東リベ2」北村匠海×間宮祥太朗にインタビュー!撮影/YOU ISHII

――新鮮なツーショット対談です!「1」の時は同じシーンはなかったお2人ですよね。

北村「そうなんです。でも本来はこの2人(タケミチとキサキ)の対決の話でもあるんですよ。だから今回祥太朗くんと面と向かって話したシーンを撮った時は、『やっと目の前にキサキが現れたな!』と。キサキ、来た!と思いました」

間宮「やっぱりこの映画は匠海の主人公感が圧倒的に強い。絶対的に皆が応援したくなるオーラみたいなものを纏っているタケミチに、思いっきり睨まれるのは気持ちよかったです(笑)」

北村「正直『1』の時は、キサキも半間(清水尋也)もワンポイントの出演だったので、いろいろ明らかになっていない黒幕感があったじゃないですか。だから祥太朗くん=キサキってすぐに思えるのかな?と思っていたんですけど、目の前の祥太朗くんを見た時、イメージがピッタリはまりました。『荒れてんな、東卍…』って言う時の眼圧がすごかった」

間宮「眼圧はもとからです!(笑)」

 今作では東卍メンバーとして、真っ向から対峙することになるタケミチとキサキ
今作では東卍メンバーとして、真っ向から対峙することになるタケミチとキサキ[c]和久井健/講談社 [c]2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

――2人が初めて言葉を交わすのは、「-運命-」の神社(東京卍會の集会場所)でした。撮影もかなり序盤でしたが、いきなりアクションもあるナイター撮影となかなかハードでしたね。

間宮「匠海のアクションのうまさにビックリしましたね。仕上がってるな!と思いました。僕も少し前のドラマでかなりアクションはやっていたので、匠海と動きを話し合いながら作っていけたのはよかったです」

北村「祥太朗くんはアクション経験者だったから、すごく安心感がありましたね。安心して殴られました(笑)」

間宮「アクションは“受け”が難しいんですよ。こっちが思いっ切り振り抜いても、受ける側のリアクションが弱いと“このパンチ弱いんだ”と見えてしまう。匠海は受けがすごくうまいんです。あと大変そうだなと思ったのが、参番隊隊長の任命式の最中、ずっと大きめの独り言を言わないといけないところ。気持ちのつなぎ方が難しいだろうなと思って」

北村「そうそう。自分のためだけに状況を淡々と説明し、その後おもむろに歩き出し、人をかき分け、キサキをいきなり殴る…タケミチはもともとタイムリープしてきたキャラクターだし、少し不自然なところがあってもいいのかなと思って演じていました」

用意された車は100台!原作の迫力そのままに作られた廃車山
用意された車は100台!原作の迫力そのままに作られた廃車山[c]和久井健/講談社 [c]2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会


――「-決戦-」は廃車場の山でのアクションシーンがメインになります。真夏の撮影となりましたが、現場はいかがでしたか?

間宮「僕は現場の雰囲気は今回初めて知ったようなものですからね」

北村「どんな感じだった?」

間宮「大作じゃん!と思いました(笑)。『1』の時、僕はかなりミニマムな撮影だったので、あんなすごいセットの中での大乱闘とかは一切なくて。めちゃくちゃ新鮮でしたし、美術がすごい!と感動しましたね」

北村「たしかにあの廃車場のセットはすごかったです。場所が完全に整っていたから、僕ら役者は現場に入るだけでスッと(役の)スイッチが入る。あのすばらしい美術のおかげで、現場の空気が出来上がっていたのは大きかったと思います」

間宮「そういう意味ではストレスがまったくなくお芝居ができましたね。すごく幸せな現場だなと思いました」

廃車山での圧倒的なアクションシーンは、目がいくつあっても足りない!
廃車山での圧倒的なアクションシーンは、目がいくつあっても足りない![c]和久井健/講談社 [c]2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

――廃車山の上のほうは、サウナ並みの暑さになっていたと聞いています。

北村「僕は中段くらいまでしか行っていないから、砂埃をちょうど避けられた!くらいの気持ちでいたんですけど(笑)。上は相当やばそうでしたね。祥太朗くんは、ほとんど芝居場が上だったよね?」

間宮「僕は基本上でした。めちゃくちゃ暑かったですけど、上から見ると匠海がいる中段くらいから下の方は砂煙がすごかった!あの中で、皆全力でアクションをしているので、壮絶な現場だなと思いました」

北村「何事もなく無事に撮りきれて本当によかったです。毎日ハードな撮影でしたが、“これがリベンジャーズの撮影だよな!”って『1』のことを思い出したりしていました。『1』の時はコロナで何度も撮影が中断されて、それでも気持ちを切らさずに皆で繋げていくという乗り越え方がありましたが、今回はまた別の乗り越えるべきものがあった気がしますね」

激しいアクションシーンも「お互いへの信頼感があったので安心してできた」と語る2人
激しいアクションシーンも「お互いへの信頼感があったので安心してできた」と語る2人撮影/YOU ISHII

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