「イカゲーム」シーズン2がついに始まる!TUDUM2023で発表された、期待すべきNetflix韓国コンテンツまとめ
ペ・スジのラブロマンスドラマ「イ・ドゥナ!」もラインナップ!キム・ナムギルのアクションドラマ「剣の詩」、大ヒットリメイク映画の続編『毒戦 BELIEVER 2』にも期待
人気絶頂の中突然引退し、大学のシェアハウスに引きこもって生きる元アイドルのイ・ドゥナと、そのハウスメイトである大学生ウォンジュンが織りなすラブロマンス「イ・ドゥナ!」も外せない。同名の大人気ウェブトゥーンを原作にした本作の主演はペ・スジ。「アンナ」では、鬼気迫る演技で主人公アンナの悲哀を表現したが、「イ・ドゥナ!」では一転、持ち前のキュートさを生かし、コケティッシュなドゥナを好演している。ドラマのドゥナ同様、ぺ・スジもまたアイドルグループmiss Aのメンバーとして活動していた経験があり、キャラクターとのシンクロ率100%との呼び声も高く早くも話題が沸騰している。相手役を務めるヤン・セジョンは、「30だけど17です」で人気が急上昇し、「浪漫ドクターキム・サブ」でさらにファンを拡大した若手俳優。兵役除隊後の復帰作であることにも話題を集めている。未公開映像では「ご飯食べよう!食べたい時に食べていいはず」と愛らしい表情で話しかけるドゥナと、自由奔放な彼女にたじろぐウォンジュンの表情が忘れられない。
大日本帝国の占領下にあった1920年代を舞台に、日本軍、独立軍、馬賊、居住地を追われた朝鮮人たちがそれぞれの事情と思惑を孕みつつ繰り広げる「剣の詩」は、300億ウォンを投じて製作されたウエスタンスタイルの壮大なジャンルドラマだ。最新の出演作「アイランド」であらゆるアクションを完璧に我が物にし、アクション俳優としての名声を不動のものにしたキム・ナムギル。馬を駆り立てながら華麗な銃さばきを見せるキム・ナムギルの雄姿に釘付けになる。
ジョニー・トー監督の傑作香港ノワール『ドラッグ・ウォー 毒戦』(12)を見事に換骨奪胎した『毒戦 BELIEVER』(18)の続編、『毒戦 BELIEVER 2』もNetflix映画としてラインナップされた。血で血を洗うような闘いの後も、麻薬取締官ウォノ(チョ・ジヌン)は組織の黒幕イ先生と、同じく姿を消した青年ラクの行方を掴めずにいた。そこへ再び姿を現した残虐なクリスチャンのブライアン理事(チャ・スンウォン)に加え、新たな敵ビッグ・ナイフが入り乱れて極限のデッドヒートを展開していく。目覚めるたびに見た目が変わってしまう宿命を負った青年の奇想天外なラブロマンス『ビューティー・インサイド』(15)のペク監督が演出を担当。スタイリッシュな映像美で、前作とはまた一味違う見ごたえの作品で観客を楽しませてくれる。
本作はキャスティングにも注目が集まっている。ジャンルを問わず高い演技力を見せるハン・ヒョジュは、『毒戦 BELIEVER 2』で新キャラクターのビッグ・ナイフに扮し、イ先生の正体を知る唯一の人物として、本作にさらなるスリルを加える。昨年放送されたバラエティ番組で、本格的なアクションに挑戦するため熱心にトレーニングをしていることを明かしたハン・ヒョジュの変身が見どころだ。組織から捨てられた青年ラク役は、リュ・ジュンヨルからオ・スンフンへとバトンタッチ。二人の俳優が演技を追求するうちにサスペンスフルな関係に陥っていく『メソッド(原題)』で見せた、切なさと色気を醸し出す眼差しで“組織の犬”ラクをどう演じてくれるのだろうか。
配信スタートが待ちきれない顔ぶれが揃った、2023年のNetflixオリジナル韓国コンテンツ。名優たちの共演がどんなシナジー効果を見せてくれるか、いまからワクワクが止まらない。
文/荒井 南