瀬戸康史、声優に初挑戦!林遣都と共演で『アリスとテレスのまぼろし工場』に出演
9月15日(金)より公開される長編アニメーション映画『アリスとテレスのまぼろし工場』。本作の追加キャストとして、声優初挑戦となる瀬戸康史と、声優2作目となる林遣都の出演が発表された。
本作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)など、脚本家として幾多の名作アニメを生みだし、監督デビュー作『さよならの朝に約束の花をかざろう』(18)で国内外から高い評価を集めた岡田麿里の監督第2作にして、アニメスタジオMAPPA初のオリジナル劇場アニメ。突然起こった製鉄所の爆発事故によってすべての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学3年生の正宗(声:榎木淳弥)。変化を禁じられ、鬱屈とした日々を過ごすなか、謎めいた同級生の睦実(声:上田麗奈)に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは、喋ることのできない野生のオオカミのような少女だった。
このたび発表された追加キャストは、主人公、正宗の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗を演じる瀬戸と、同じく製鉄所に勤め、なにかと正宗を気にかける叔父・菊入時宗役の林。本作が声優初挑戦となる瀬戸は、大のアニメーション好きとのことで本作の声優に決定した時のことを振り返り「とても嬉しかったです。声優を務めるのは初めてなので 『まさか自分が?』と思いましたし、MAPPA作品で、そして監督は岡田麿里さんですから、興奮しました」とコメント。また初めてのアフレコについては、「友人の入野自由に『声優をやることになったときは、なにに気にすればいい? 』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな 』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と明かしている。
一方、『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(16)の藍神役に続いて、声優として2作目に挑んだ林は「声のお仕事は、またいつかチャレンジしたいなという思いがあったため、とても嬉しかったです 」と語り、役を演じる上で考えたことについて「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と話している。
監督の岡田は、本作が初声優となる瀬戸の演技について「飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗!声優経験がないというのが信じられません 」と絶賛。林についても「低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!」と太鼓判を押している。
テレビドラマや映画で活躍する実力派キャストの出演も明らかになった本作。2人の熱演を映画館のスクリーンで見届けたい。