北村匠海「タケミチのように全員が何度も立ち上がった」『東京リベンジャーズ2』の撮影を振り返る
映画『東京リベンジャーズ2』の後編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(公開中)の大ヒット記念舞台挨拶が17日、丸の内ピカデリーにて開催され、北村匠海、山田裕貴、間宮祥太朗、主題歌を担当したSUPER BEAVERの渋谷龍太、柳沢亮太、上杉研太、藤原“35才”広明が登壇した。
27日には前編の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』が終映を迎える。「『東京リベンジャーズ2』は1本の映画としてぶっ続けで撮影していました」と振り返った北村は「運命、決戦と続けて観ていただいて初めて完成すると思っています」とアピール。『東京リベンジャーズ2』に関する宣伝活動はおそらくこの日が最後と語り、「たくさん愛してくれてありがとうございます」と感謝を伝えた。
『東京リベンジャーズ2』は前後編合わせて、来場者数313万人、興行収入42億円を突破。反響はほかの作品の現場などでも実感しているそうで、「違う現場で撮影していると、スタッフさんから『観に行きましたよ!』と言われることが多いです」とニッコリ。先日は自身の妹から「伊勢丹にドラケン(龍宮寺堅)がいた!」と報告があったとのこと。「髪型と衣装と完全再現したドラケンを見たそうです。キャラを熱狂的に好きになってくれるのは本当にありがたいです」と笑顔を見せた。間宮は「同業者から『出たかったー』と言われることが多くて。いま、ドラマで一緒の森七菜はキサキ(稀咲鉄太)のアクスタを現場でチラ見せしてきます」と話し、多くのスタッフや役者たちが本作に注目していることに触れていた。
イベントではSUPER BEAVERの渋谷と柳沢が主題歌の「儚くない」をアコースティックバージョンで1コーラス披露する場面も。北村は「SUPER BEAVERも東卍の一員だと思っています。『東京リベンジャーズ』の一貫しているメッセージを音楽で貫き通してくれました」と深々とお辞儀をしながら感謝。山田は「『生きてこそだろ』というメッセージを感じます」とコメント。間宮は「前半の“死ぬことが年々怖くなってるその弱さは憎めないな”というところからウワっとなる感じがいい」と熱弁。「全部網羅してくれてる」と喜ぶ渋谷に、北村は「僕らはみんなSUPER BEAVERの限界オタクなんで…」と照れた様子で語っていた。
最後の挨拶で北村は「歩んできた道のりが、ラストに向かって進んでいるなかでの(いまの)反響はとてもうれしいです。いろいろな壁もあったけれど、一度も諦めずに前に進み続けました。全員がタケミチのように何度も立ち上がり、前に進み続けました。映画と音楽はいつまでも残るモノです。この先も愛してほしいです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ