映画祭ってどう楽しむもの?映画パーソナリティ・伊藤さとりの「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」巡りに密着してみた

コラム

映画祭ってどう楽しむもの?映画パーソナリティ・伊藤さとりの「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」巡りに密着してみた

おいしい食事から映画人との遭遇まで、映画祭での出会いがたくさん!

“食”も思い切り楽しんじゃおう!
“食”も思い切り楽しんじゃおう!

そして映画祭をたっぷりと楽しむためにも欠かせないのが、おいしい食事!SKIPシティの屋外広場には色とりどりのキッチンカーがずらりと並び、訪れた人のお腹を満たしてくれる。伊藤が舌鼓を打ったのは、「コロッケのころっ家」のコロッケセット、埼玉県鳩ヶ谷市ご当地グルメの大盛りオムそば、「もちもちポテト」のフライドポテトとハーブソーセージ。そしてデザートとして、冷たいかき氷もプラス。にぎやかなメニューがテーブルいっぱいに集まった様子は圧巻だ。

暑い夏にはかき氷!カラフル&キュートなビジュアルもテンションが上がる
暑い夏にはかき氷!カラフル&キュートなビジュアルもテンションが上がる

大きく口を開けてコロッケを頬張っていた伊藤は、「屋外、屋内、それぞれの休憩スペースがあって、どちらでも食べられるのがいいよね!」とご満悦。映画をハシゴすることを考えると、「お店を探さずとも、SKIPシティ内でいろいろなものを食べられるのはとても助かります。オムそばはボリュームたっぷりなので、お腹が空いている人にオススメ。暑い夏には、かき氷も最高!」と大満足していた。

国内コンペティション審査員にバッタリ!映画談義に花を咲かせた
国内コンペティション審査員にバッタリ!映画談義に花を咲かせた

キッチンカー前の休憩スペースで、なんと国内コンペティション審査員である中野量太監督、俳優の和田光沙、映画評論家のマーク・シリングに遭遇。コンペの作品群の質の高さに驚いていることを教えてもらったり、青空の下でたっぷりと3人と映画談義に花を咲かせた伊藤。「映画祭に行くと、こうやって映画人に出会えたりするものなんです。気軽に映画人と交流ができるのも、映画祭のいいところですね」と偶然の出会いを喜んでいた。

浴衣を着た子どもたちなど、地元の人々でにぎわった野外上映
浴衣を着た子どもたちなど、地元の人々でにぎわった野外上映

居酒屋で打ち上げ
居酒屋で打ち上げ

楽しい時間は、あっという間に過ぎるもの。国際コンペティション部門作品で、ひとりの少年が亡くなった父の過去をたどるアルゼンチン&ウルグアイ映画『僕が見た夢』、4年ぶりに実施された野外上映でアニメ『パッフィン・ロック』も鑑賞し、映画三昧の1日もそろそろ終了。鑑賞後には、ビールやおつまみと一緒に映画&映画祭の感想会を開くのも◎。SKIPシティ内の居酒屋「つぼ八」にお邪魔しながら、「どの作品がよかった?」「あのシーンどう?」と会話が弾む。


「カンパーイ!」映画の感想会がスタート
「カンパーイ!」映画の感想会がスタート

『助産師たち』のフェネール監督が「とにかくステキだった!」とこの日の思い出を語った伊藤は、「気になったことがあったら、Q&Aセッションで直接その映画をつくった人に聞くことができるのも、映画祭の魅力。私も質問しちゃいました!」と目尻を下げ、「『僕が見た夢』は五感を重視した映画で、余計なセリフや説明を省いて、少年の葛藤を描き切っていてすごかった。日本では、ヨーロッパや南米の映画はなかなか観る機会が限られてしまうので、映画祭ってワールドシネマに触れられる大きなチャンスなんですよね。それぞれの国でどのようなことが社会問題になっているのかなど、その背景やメッセージを考えるきっかけにもなります」とフェネール監督も語っていた“映画の力”を感じるには、映画祭がピッタリだと太鼓判。

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」を堪能し、「来てみるまでは、こんなにたくさんの国の映画が上映されているとは思っていませんでした。また錚々たる面々を輩出している映画祭ということもあり、“新しい才能を探す”という醍醐味も味わえる。しかも都心からここまで、本当に近いですからね。絶対に来年も訪れたい!」と清々しく宣言していた。

取材・文/成田おり枝


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■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023
日程:【スクリーン上映】7月15日(土)~7月23日(日)、【オンライン配信】7月22日(土)~7月26日(水)
会場:SKIPシティ 彩の国 ビジュアルプラザ 映像ホールほか
内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門) ほか
URL:https://www.skipcity-dcf.jp/
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