『リボルバー・リリー』主演の綾瀬はるか、血まみれ姿で長谷川博己に「博ちゃん今日何食べた?」
ハードボイルド作家の長浦京による代表作を実写映画化した『リボルバー・リリー』の初日舞台挨拶が8月11日に都内映画館で行われ、主演の綾瀬はるか、共演の⻑⾕川博⼰、⽻村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズ Jr.)、シシド・カフカ、古川琴⾳、清⽔尋也、ジェシー(SixTONES) 板尾創路、そして行定勲監督が出席した。
大正時代の東京を舞台に、元敏腕スパイの百合(綾瀬)が陸軍資金のカギを握る慎太(羽村)の命を守るために共に逃避行を繰り広げる。肉弾戦やガンアクションに挑んだ綾瀬は「すばらしいキャストの皆さん、そして監督とスタッフの皆さんと暑いなかで一丸となって魂を込めて作りました。アクションが多い映画なので大きなスクリーンで何度も観てほしいです」と呼び掛けていた。
他方「リボルバー・ジェシーです」とボケながら挨拶したのはジェシー。ステージ背景に置かれたS&W M1917リボルバーを模した巨大オブジェを見ながら「これはお持ち帰りしてもいいんですよね?月10万円のレンタルで?」とボケ倒していた。その一方で綾瀬との肉弾アクションについては「練習の時からケガをさせないようにとやっていたので本番が怖かった。でも綾瀬さんは殺す勢いで来ているので、僕も殺す気持ちで」と回想し「綾瀬さんとはプライベートでもやり合っていますが、なかなか強いですよ」と三度ボケて綾瀬を爆笑させていた。
またジェシーは撮影中の綾瀬について「バラエティ番組のときとのギャップもあるし、カッコよかった」と評すると、綾瀬は「ジェシーさんは殺陣を覚えるのが早くて練習中に私が次の手がわからなくなっていると、『右です、左です、お腹です』と教えてくれました」とアシストを感謝していた。
一方、ラストシーンでの綾瀬の姿について長谷川は「すげえと思って見ていたら、血だらけの姿で綾瀬さんがやって来て『博ちゃん今日何食べた?』と。本番とオフの姿が違う」と天然な姿を回想し「僕が『こういうお店あるよ』と教えるとすぐに調べていつの間にか行っていました。僕は食のアドバイスをしていましたね」と仲良さげ。
長谷川との共演経験の多い綾瀬は「(長谷川はラストシーンで)バイクで突撃してくる。それまで地道にアクションをしていたのに急にバイクでボーン。あのシーンは良かった、そしてちょっとおもしろかった」とお気に入りシーンに挙げていた。
板尾もラストシーンを見どころにするも「撮影現場が凄く広くて、綾瀬さんがどれなのかよくわからなかった。でもさすがは綾瀬さん。SK-IIを使っているから肌が綺麗だと思ったし、汗もかいていないのはユニクロのエアリズムのインナーを着ているからかなと思った。そしてお昼のお弁当にはキッコーマンのしぼりたて生しょうゆでもかけたのかなと思った」と綾瀬出演CMのネタで笑いを取り、当の綾瀬から「遠くて見えなかったと言っていませんでした!?」と突っ込まれていた。
取材・文/石井隼人