深海、海上、ビーチを超巨大ザメが襲撃!『MEG ザ・モンスターズ2』の“アトラクション”的おもしろさに迫る!
今夏はこの数年間の閉塞した空気を吹っ飛ばしてくれるアクション映画の話題作が次々に登場したが、そのトリを飾るのにふさわしい超ド級のアクションエンタテインメント『MEG ザ・モンスターズ2』(公開中)がいよいよ日本の劇場に登場した。本作は世界35か国でNo.1大ヒットを記録し、海洋パニックアクション史上最高の興行収入を打ちだした前作に続く待望の第2弾だ。
前作では、ほかの数多ある“サメ映画”とは一線を画す、古代より蘇った超巨大ザメ“MEG(メガロドン)”の目を疑うデカさと笑っちゃうぐらいに気持ちのいい獰猛ぶりに圧倒されたが、最新作ではあの恐怖と衝撃がとんでもなくパワーアップして襲いかかってくる!その息もつかせぬハラハラドキドキの連続は、さながらテーマパークのアトラクション。そんな超ド級の衝撃が観る者を待ち受ける本作の見どころを紹介していきたい。
T-REX以上に危険な古代の巨大ザメ、MEG!
まずは、MEGことメガロドンのおさらいから。約1800万年前~150万年前に実在したされる超巨大ザメで、その全長はバス2台分以上、1本の歯が25cm以上だったとも言われている。化石からはクジラを捕食していたこともわかっており、咬む力はT-REXの6倍以上で、その巨大な口にかかれば大型肉食恐竜すらまる飲みにできたとか。
主人公は前作でMEGと壮絶な戦いを繰り広げ、生き残った潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)。MEGを保護し、飼いならすことに成功した海洋研究施設に所属するジョナスは、地球で最も深いと言われるマリアナ海溝へ研究チームと向かうことに。約10kmの深海で彼らを待ち受けていたのは、決して目覚めさせてはいけないさらなる“恐怖”…。密かに繁殖していたMEGの群れに加え、古代の巨大生物たちが次々とチームに襲いかかる。仲間が次々と犠牲になるなか、なんとMEGたちが海上へと浮上し、リゾートのビーチを襲撃する事態に!果たして、ジョナスたちはこの脅威にどう立ち向かうのか!?
本作は、浜辺まで獲物を追いかけて来た獰猛な恐竜が、海から突然現れたMEGにかぶりつかれ、そのまま海に引きずり込まれる古代のシーンからスタート。その後場面が転換して、舞台は現代に。海洋研究施設を運営する恐れ知らずの代表が、MEGの飼育エリアに飛び込み、命懸けの実験をするシーンで緊張感とドキドキ感がグーンと跳ね上がる。そこからは怒濤のように、本作でしか味わえない未体験の恐怖が次から次へと畳みかけてくるのだ。