「ONE PIECE」「呪術廻戦」に『THE FIRST SLAM DUNK』の応援上映も!海外のコスプレイヤーも大集結、熱狂のAnime Expoをレポート

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「ONE PIECE」「呪術廻戦」に『THE FIRST SLAM DUNK』の応援上映も!海外のコスプレイヤーも大集結、熱狂のAnime Expoをレポート

日本で大ヒットした『THE FIRST SLAM DUNK』の応援上映も実施
日本で大ヒットした『THE FIRST SLAM DUNK』の応援上映も実施

一方、7月28日に全米公開される『THE FIRST SLAM DUNK』は北米プレミアを開催。入場口で日本の劇場用パンフレットと「SHOHOKU(湘北)」「SANNOH(山王工業)」のメガホンが配られ、応援上映を実施した。舞台挨拶には、英語吹き替え版で宮城リョータの声を務めたポール・カストロ・ジュニアが登壇し、メガホンを使った応援の練習などを行った。

サプライズで、原作者で監督の井上雄彦のメッセージが流れると会場のファンも大興奮。映画の中でシュートが決まるたびに大歓声が起き、さながら試合観戦をしているような応援上映だった。

記者まで「SLAM DUNK」のコスプレ姿!
記者まで「SLAM DUNK」のコスプレ姿!

前年までのAXと変わったところでは、YOSHIKIのAX出演がある。この日、YOSHIKIのイベントの前には天野喜孝のトークが行われていて、YOSHIKIの新曲「レクイエム」のアートワークを天野が手がけるというニュースが発表された。「ファイナル・ファンタジー」シリーズなどのデザインを担当した天野は世界のアニメファンに広く知られる存在で、天野がAXに参加すると聞いたYOSHIKIが「じゃあ僕も」と出席を決めたのだと言う。トークの中で「レクイエム」を作曲するにいたった亡き母への思いや、今秋に控えるガーデンシアター(東京)、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)、ドルビーシアター(ロサンゼルス)、カーネギーホール(ニューヨーク)を回るワールドツアーの詳細などが発表された。質疑応答コーナーではファンからセルフィーを一緒に撮ることをお願いされ快諾するシーンもあり、孤高のミュージシャンという印象が強いYOSHIKIも、ファンとの距離が近いAXを楽しんでいたようだ。


イベントに登壇したYOSHIKI
イベントに登壇したYOSHIKI

AXに訪れる観客の多くは思い思いのコスプレをしていて、この期間のロサンゼルスのダウンタウンはコスプレイヤーでいっぱいになる。写真撮影コーナーでは「ISEKAI(異世界)」などのテーマ別の集合がかけられ、大勢で集まって撮影大会が繰り広げられていた。累計来場者38万人という大型イベントながら、ファンのマナーが良く一貫してピースフルなイベントだということも、AXの特筆すべき点だ。30年以上続いてきたアニメ・漫画ファンのためのイベントだが、今年はスタジオやプラットフォームの参入が増え、新情報を発信する場としてAXを使う例が増えてきている。このような流れは来年以降、さらに進むと思われる。来年のAXの開催は2024年7月4日〜7日を予定している。

 海外のアニメファンが大集結!
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取材・文/平井伊都子

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