『ホーンテッドマンション』片岡愛之助、土屋アンナ、八代拓が“なりたいゴースト像”を明かす!「名物ゴーストになりたい」
「八代さんのなんてことのない音などにプロの声優さんのスゴさを感じました」(片岡愛之助)
――3人は、お互いの役や演技をどのように感じましたか。
愛之助「お2人共、本当にすごかったですね。声のトーンといい、演じたキャラクターにぴったりで。アンナさん、まったく違和感がなかったですよね。声がすごくステキですし、本当にいろんな音を出されていて、それがスゴイと思いました」
八代「ですよね、すごかった!ハリエットが優しい言葉をかけるシーンでは、もう『ズルい!』と思うくらい感動しました」
土屋「どうしよう、そんなに誉められて…」
愛之助「八代さんも、ベンとピッタリ一致していました。特に言葉の前の音というか、なんてことのない音などにプロの声優さんのスゴさを感じました」
八代「いえいえ、お芝居では大先輩のお2人に学ぶところが多くて…。でもそれ以上に、パーソナルな部分が役に反映されるのだと、改めて感じたんです。ケントの掴めそうで掴ませてくれないミステリアスさに、愛之助さんの存在感が確実に反映されているな、と聞きながら感動していました」
土屋「そうそう、声をあまり張らずにおもしろいことをサラっと言っていて。すごくステキでした!」
愛之助「ありがとうございます」
土屋「ベンについて、八代さんがスタンフィールドの目の演技がすばらしいっておっしゃいましたが、私も彼のあの目に惹かれたんですよ。この俳優さん、スゴイなと。でも、彼の目の演技を、声だけで表現してる八代さんもすばらしくて、それを見て日々精進だなって思わされました!」
――3人と共にゴーストたちに立ち向かう、歴史学者のブルースを演じた温水さんはいかがでしたか。
八代「ご本人にお聞きしないと分からないですが、結構アドリブを入れられていましたよね!?」
愛之助「あれは多分、アドリブですよね!」
土屋「それも含めて温水さん、おもしろすぎましたよね(笑)」
八代「もう、ズルいくらいでした(笑)」
土屋「あれ、反則ですよね(笑)!」
愛之助「今回、台本に“アドリブOK”と書かれている箇所があって驚きました。自分が(生身で)演じている方が、アドリブも断然楽。声だけでアドリブを出すのは、そのさじ加減も本当に難しかったです」
「ホーンテッドマンションはどの世代からも愛されるアトラクションなんですね!」(八代拓)
――映画の舞台となる“ホーンテッドマンション”自体が、主役級の味わい深さでした。
土屋「そうそう!私は小さな頃から数えきれないくらい、ディズニーランドでホーンテッドマンションに乗ってきたけれど、まだまだ見きれていないものがいっぱいあると思うんです。毎回『あれ、こんなのあった?こんなのいた?』と宝探し状態でキョロキョロ見ていて。でも本作を見て、すべてが繋がりました!あそこでちょっと見えていたモノはコレだったのか、と。すべてにバックグラウンドのストーリーがあるので、アトラクションでチラ見してきたすべての“鍵”が、映画で見つけられる気がします」
愛之助「まさにアトラクションのような、あの壮大な屋敷をくまなく楽しめるお楽しみがありますよね」
八代「建物自体にいろんなギミックがあって、そこにロマンが宿っているから、すごくワクワクするんです。999人のゴーストが、それぞれ生きてる…って言ったらおかしいですが(笑)、違う個性を持っているゴーストのいる空間が、怖いけどたまらなく楽しいんです」
――ちなみにアトラクション自体には、どのくらい乗ったことがありますか。
愛之助「お話をいただいたあと、改めてアトラクションに乗りました。それから収録に臨んだのですが、「あー、なるほど」と腑に落ちるところがたくさんあり、完成した作品を観たら、すぐにディズニーランドに行きたくなりました。」
土屋「私はもう数えきれない。ディズニー好きから言わせると、ホーンテッドマンションってほかのアトラクションとは少し違って、空間もゴーストもとにかくオシャレでカッコいいんです。とにかく大好きなアトラクションで、インスピレーションが湧いてくる場所でもあります」
八代「初めてディズニーランドに行った幼稚園の頃、ホーンテッドマンションに繰り返し乗りたがっていたと家族から聞きました。ゴーストがいっぱい集まってパーティーをしている世界観に、子ども心に高揚して、怖いけれどワクワクしたのを覚えています。つまり、どの世代からも愛されるアトラクションなんですね!」