音楽は野田洋次郎!『わたくしどもは。』大竹しのぶ、片岡千之助ら追加キャストも発表|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
音楽は野田洋次郎!『わたくしどもは。』大竹しのぶ、片岡千之助ら追加キャストも発表

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音楽は野田洋次郎!『わたくしどもは。』大竹しのぶ、片岡千之助ら追加キャストも発表

小松菜奈、松田龍平がダブル主演を務める富名哲也監督作品『わたくしどもは。』(2024年公開)。このたび、本作の追加キャストが決定。さらに、RADWIMPSの野田洋次郎が劇中の音楽を手がけることが明らかになった。

【写真を見る】劇中の音楽を手がけるのはRADWIMPS野田洋次郎に決定
【写真を見る】劇中の音楽を手がけるのはRADWIMPS野田洋次郎に決定[c]TETSUYA to MINA film

ベネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクト、「Biennale College Cinema 2018-2019」にて、インターナショナル部門9作品のうち日本から唯一選ばれた企画である本作。香港国際映画祭、2022年の東京国際映画祭など多くの国際映画祭でも映画化の期待と注目を集めていた。本作は、企画から5年を経て、来る10月23日(月)に開幕を迎える東京国際映画祭のコンペティション部門公式出品作品として念願のワールドプレミアを迎える。舞台は、江戸時代、無宿人と呼ばれる戸籍を剥奪された人々が内地から送られた佐渡島。佐渡島を訪れた富名監督は、金山で過酷な労働を強いられた結果、多くの方が命を落としたというという史実、そして金山跡地の片隅にひっそり佇む墓地”無宿人の墓”の存在から本作の着想を得て本作の物語を構築した。「この社会に記録上存在していない、無宿人と無国籍者は、亡くなってもその存在は永遠に認められることがないまま、その魂は“彷徨える魂”としてこの世を漂っている。忘れ去られないためにもこれをテーマに映画を作りたかった」と監督は話している。

今回、小松演じる記憶を失った女を助ける金山跡地の掃除婦キイ役に大竹しのぶ、ジェンダーに悩む高校生の透役に歌舞伎役者の片岡千之助、謎のバスガイドのムラサキ役に石橋静河が決定。さらに、あの世とこの世の狭間の番人をする館長役を舞踊家、俳優の田中泯、透の母親役をエッセイ本などの執筆や海外作家の絵本などの翻訳を手がける内田也哉子、爛れた男役をダンサー、演出家の森山開次、そして能楽師役を重要無形文化財保持シテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎が演じる。様々な分野の表現者が集結し、観客を神秘の世界へと導いていく。さらに、劇中音楽は、日本を代表するバンド、RADWIMPSのフロントマンである野田が手がける。


小松演じる女と松田演じる警備員の男は佐渡島の金山跡地を跡地を舞台にどのような物語を繰り広げるのだろうか?東京国際映画祭のコンペティション部門での本作のワールドプレミアにぜひご注目いただきたい。

文/鈴木レイヤ

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