SFアニメの金字塔「ゼロテスター」レジェンド声優陣らがコメント!高橋良輔監督は「全てが初々しい」
「機動戦士ガンダム」や「装甲騎兵ボトムズ」を生んだクリエイターたちが1970年代初頭に創造していた本格SFアニメの金字塔「ゼロテスター」が現在、Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信されている。このたび、本作に出演したレジェンド声優陣、監督より特別コメントが到着した。
1973年10月に放映開始された本作だが、50周年を迎えた今年、作品史上初となる見放題配信をはたした。本作は、1966年に日本初放送された英国製特撮人形劇「サンダーバード」の大ヒットをうけて、東北新社が和製「サンダーバード」を目指し企画したという背景を持つ作品。そんな本作のSF及びビジュアル面を創造したのが、当時新進気鋭のSF作家、高千穂遙率いるクリスタルアートスタジオ「スタジオぬえ」。後の「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」につながる、1970年代から1980年代のSFアニメの架け橋となった。
今回、本作の史上初配信を記念し、主人公3人の声を務めたレジェンド声優である吹雪シン役の神谷明、荒石ゴー役の竹尾智晴(現在は中尾隆聖)、リサ役の一龍斎春水(麻上洋子)、監督を務めた高橋良輔からコメントが到着した。さらに、SFクリエイターたちや豪華声優陣の“出発点”を解説する「ゼロテスター」見どころ紹介動画も初解禁となっている。神谷は「作品を通して仲間の大切さやチームワークなどを学びました。スタジオも、和気あいあいとしていて先輩たちも優しかったですね」と当時を振り返っている。また、中尾「神谷さん、麻上洋子(一龍斎春水)さん、広川太一郎さん、そして家弓家正さん、なんと豪華なレギュラー陣でしょう。本名の竹尾智晴でやった最後の番組です」と語った。
また、一龍斎は「私のアニメシリーズ、主演デビュー作品を感謝の思いと懐かしさいっぱいで観ています。一緒に楽しんでください」と今回の配信に対して喜びを語っている。高橋は「全てが初々しい当時、無名であった『サンライズスタジオ』が生みだした最初のSF作品であった。だからこその活力と希望が画面いっぱいにあふれている。照れくささもあるが敢えて言えば、なんともいえず初々しい!いやー、ここからだったんだなぁ~」と感慨深くコメントした。
50年を経て初の見放題配信となる本作。ぜひAmazon Prime Videoにて本格SFアニメの金字塔「ゼロテスター」を楽しんでほしい。