俳優、アイドル、MC、アンバサダー…マルチ&グローバルに活躍するチャ・ウヌから目が離せない!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
俳優、アイドル、MC、アンバサダー…マルチ&グローバルに活躍するチャ・ウヌから目が離せない!

コラム

俳優、アイドル、MC、アンバサダー…マルチ&グローバルに活躍するチャ・ウヌから目が離せない!

韓国の人気ボーイズグループ・ASTROのメンバーで、俳優としても目覚ましい活躍ぶりを見せるチャ・ウヌ 。見入ってしまうほどの整った美しい顔立ちは“顔の天才”や“顔面国宝”とも言われ、さらには“チェチェチャチャ”=“推しは推し、ウヌはウヌ”という新しい言葉を生みだしたほど。ドラマやバラエティだけにとどまらず、音楽番組や芸能大賞、歌謡祭のMCを担当するなどオールラウンダーである。

『デシベル』で海軍潜水艦音響探知下士官を演じたチャ・ウヌはエンディング曲も披露
『デシベル』で海軍潜水艦音響探知下士官を演じたチャ・ウヌはエンディング曲も披露[c]2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

公開中の『デシベル』には、海軍潜水艦“ハルラ”の乗組員で海軍潜水艦音響探知下士官としてスクリーンに登場。水中の音響情報を分析して認識する任務を背負い、鋭い聴覚と強い信念を持ったチョン・テリョンという青年を演じている。大都会に仕掛けられた騒音対応型爆弾テロを防ぐために元海軍副長(キム・レウォン)と高IQ爆弾魔(イ・ジョンソク)との攻防戦が繰り広げられ、テリョンが物語の鍵を握る。家族と仲間たちのために希望を捨てないキャラクターで重要な役どころを担ったチャウヌ 。撮影中には積極的にアドバイスを求める真剣な姿勢や演技への情熱にファン・イノ監督を驚かせたという。演技力に加えて短髪の軍服が新鮮で“チャ・ウヌの新発見”とも言われている本作。劇中では本人が歌う「LOVE SAILING」が流れ、テロに隠された悲しい過去を乗せた曲はチャ・ウヌの甘くせつない声が胸に響いて余韻を残している。

ASTROとしてデビュー以降、演技面でも着実に成長

スポーツ万能で学年トップの秀才だが、心に深い傷を負っているスホ役を好演した「女神降臨」
スポーツ万能で学年トップの秀才だが、心に深い傷を負っているスホ役を好演した「女神降臨」[c]STUDIO DRAGON CORPORATION

俳優デビューは2014年の映画『世界で一番いとしい君へ』でのカメオ出演。ウェブドラマ「マイ ロマンチック サム レシピ」で主演デビューし、「最高の一発〜時空を超えて〜」や「僕たちの復讐ノート」などの作品を経て、一気に注目されたのは「私のIDはカンナム美人」だ。容姿のコンプレックスを持つヒロインの過去を知るイケメン大学生のギョンソク役を演じ、日本でも配信されると「美しすぎるイケメンは誰?」「本当に存在するの?」とたちまち話題に。本作は“容姿が美しければ幸せな人生を送れるのか?”というメッセージ性のあるドラマでもあり、何でも手に入れているように見えるチャウヌだからこそ光と影をリアルに伝えることができたのではないだろうか。続く「女神降臨」も大人気ウェブ漫画が原作のドラマで、キャラクターとのシンクロ率が120%の“マンチッナム(漫画から出てきた男)”と呼ばれ、完全無欠のイケメン=チャ・ウヌの方程式を作り上げると同時にドラマをヒット作へと導く。見た目の相性に加えて、複雑な感情を表現するなど演技面でも魅了し、チャ・ウヌを代表する主演作となった。

初の時代劇に挑戦した「新米史官ク・へリョン」でも主演を務め、恋愛経験ゼロの恋愛小説家という裏の顔を持つ秀才の王子イ・リム役を演じて見せた。これまでのクールでポーカーフェイスな役とは違い、愛嬌たっぷりの魅力の詰まった王子に引き込まれる視聴者が続出。MBC演技大賞では、優秀男優賞と、ヒロインを演じたシン・セギョンと共にベストカップル賞を受賞。とにかくチャ・ウヌ✕韓服が麗しく幻想的なので、ひと目でものぞいてほしいドラマである。

【写真を見る】「新米史官ク・ヘリョン」ではシン・セギョン演じる年上女性に翻弄される姿にファンが胸キュン!
【写真を見る】「新米史官ク・ヘリョン」ではシン・セギョン演じる年上女性に翻弄される姿にファンが胸キュン!Netflix シリーズ「新米史官ク・ヘリョン」独占配信中

俳優としての演技力を見せつけたのは、ファンタジーアクション「アイランド」。韓国漫画界の巨匠と呼ばれるユン・インワンとヤン・ギョンイルの漫画が原作で既存のファンが多く、主演のキム・ナムギルもプレッシャーが大きくて2度オファーを断わったという作品だ。チャウヌのキャスティングは原作ファンも納得する意見が多かったが、期待されたなかでの緊張感のある挑戦だった。ここではエリート駆魔司祭役で真面目で堅そうな役どころかと思われたが、ヘッドフォンをつけて歩く、音楽好きな今時の若者スタイルで、年下キャラが憎らしくも愛らしくもある、少しおちゃらけた性格のキャラクター。初挑戦のアクションシーンも迫力があり、なかでも家族愛が描かれるシーンでは切ない演技で涙を誘うと物語に深みを出していた。演技の幅を着実に広げ成長を感じられるドラマになった。


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