「宮崎駿にも影響を受けた」ダーク・ファンタジーSF『VESPER/ヴェスパー』公開日が2024年1月19日に決定
世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で最高賞を受賞したダークファンタジーSF『VESPER/ヴェスパー』の公開日が2024年1月19日(金)に決定。あわせて本予告が解禁となった。
本作で描かれるのは、壮大なスケールと圧巻のVFXで描かれる壊れた地球を舞台に、絶望の世界にいてもなお希望を捨てず、したたかに生き抜く少女ヴェスパーの物語。才気溢れるクリエイターコンビ、クリスティーナ・ブオジーテとブルーノ・サンペルが手がけたヨーロッパ発のインディペンデント映画となる。『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(17)、『博士と彼女のセオリー』(15)などのラフィエラ・チャップマンがタイトルにもなっているヴェスパーを熱演。また、エディ・マーサン、リチャード・ブレイクら実力派のキャスト陣が共演する。
今回解禁となったのは、監督たち自身が「様々な植物や昆虫、水生生物をはじめ、『セサミ・ストリート』などで知られるジム・ヘンソンそして宮崎駿などに影響を受けた」と語る独創的かつ、美しい世界観の一端が垣間見える予告編映像。生態系が壊れ、一部の富裕層のみが城塞都市“シタデル”に暮らす地球。貧しい人々が危険な外の世界の資源を奪い合うなか、外の世界で寝たきりの父と2人で暮らす13歳の少女ヴェスパーは、ある日危険な森のなかで倒れる女性カメリアを発見する。シタデルの権力者の娘であるという彼女は、墜落した飛行艇に乗っていた父親を探してほしいとヴェスパーに頼み込み、物語は展開していく。
気鋭のクリエイターが描く唯一無二の世界観とはどのようなものなのだろうか?本作の公開に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
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