神谷浩史、エド・スクラインから「今後も僕の作品すべて演じてほしい」と求められ感激!『REBEL MOON』本国キャスト&日本版声優が対面
Netflixで配信される2部構成のビッグ・プロジェクト映画『REBEL MOON — パート1: 炎の子』のジャパンプレミアイベントが12月11日にベルサール新宿グランドで開催され、監督、脚本、製作、原案を務めたザック・スナイダー、ソフィア・ブテラ、ペ・ドゥナ、エド・スクライン、プロデューサーのデボラ・スナイダーとウェスリー・カラー、日本版声優の沢城みゆき、神谷浩史、一ノ瀬ワタルが登壇。レッドカーペットを闊歩し、ファンと交流を育んだ。
本作は、スナイダー監督が黒澤明監督の名作『七人の侍』(54)からインスパイアを受け創造したSFスペクタクル巨編。すべてを支配する銀河の帝国“マザーワールド”と、巨悪にリベンジを誓った主人公コラのもとへ集うアウトロー集団“チーム・レベルズ”の戦いを描く。コラを演じたブテラは「興奮しています」と日本のファンを前にして感激しきり。顔色ひとつ変えずに剣と復讐心を燃やす二刀流使いネメシス役のペ・ドゥナは「仲間とこの場にいられることを、光栄に思っています」と語り、「楽しんで!」と日本語でアピールした。冷酷非道で人間味ゼロの執行官、ノーブル提督役を演じたスクラインも「血と汗と涙を流しながら作りました。この作品を皆さんと分かち合えることをワクワクしています」とお披露目を迎えた喜びを語っていた。
圧倒的映像センスで知られるスナイダー監督だが、「今回も絵コンテを描いている」と明かし、「自分の描いたものが、現場にカメラと役者さんが入ることによってリアルなものになる。役者さんが命を吹き込んでくれた。感情面でもアクションを表現できるキャストばかりで、自分はなんて恵まれているんだろうと思いました」とキャスト陣を称えていた。
またステージでは、同じ役を演じたキャストと日本版声優が対面。コラの日本版声優を務めた沢城は、「自分の人生に、本国のキャストに直接お会いできる機会があるなんて思ってもみなかったので恐縮している気持ちと、エキサイティングな気持ちが混同しています」とコメント。「先ほどご挨拶をしたところ、とてもフレンドリーにお話してくださって感動しています」とブテラと笑顔を見せ合った。「お会いできて本当にうれしい」と切りだしたブテラは、「吹替えを担当してくださった方とお会いするのは初めてのこと。すごくうれしい。吹替版も観たい。自分の顔から日本語が出てくるところをぜひ観てみたいです」と楽しそうに話した。
ノーブルの日本版声優を担当した神谷は「芝居の表情もすばらしい」とスクラインの演技に惚れ惚れ。「日本語でどのようにやったら、この表情のニュアンスが伝わるのかということを考えて収録に臨みました」と役作りについて語った。スクラインは「神谷さんは、『アリータ』ではザパンを演じてくださっているということで」と、2018年の映画『アリータ:バトル・エンジェル』でも神谷と同じ役を分かち合っていたことに触れ、「この2作品は、自分がやってきたなかでも最も楽しく、すばらしいと思ったキャラクターたち。それを共有できているというのは本当にすばらしいこと。ぜひ今後も僕のすべての作品を演じてほしい」と熱烈オファー。神谷は「やった!」とガッツポーズを見せ、会場の笑いを誘っていた。
Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」で主人公の若手力士を好演した一ノ瀬は、コラが仲間集めをするうえで重要なキーマンとなるラフマンの日本版声優を務めた。一ノ瀬が「刀を持ったネメシスのアクションがかっこよかった!すごい敵と戦っている」と声を弾ませると、「ありがとうございます」と感謝したペ・ドゥナ。「日本の侍を思い浮かべてやりました。一ノ瀬さん、剣の戦うシーンを今度一緒にやりませんか?」とお誘いするひと幕もあり、これには一ノ瀬も「えええ!? ありがとうございます!」と大感激していた。またスナイダー監督は「3人に声を当てていただけたことは、とても光栄なこと。キャラクター、作品のことを思って演じてくださった」とお礼を述べていた。
Netflix映画『REBEL MOON — パート1: 炎の子』は12月22日(金)、『REBEL MOON — パート2: 傷跡を刻む者』は2024年4月19日(金)より世界独占配信。
取材・文/成田おり枝