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シリーズ最新作『プレデター:ザ・プレイ』はコレクターズ・エディション版で観るのが至高!その理由を徹底解説

コラム

シリーズ最新作『プレデター:ザ・プレイ』はコレクターズ・エディション版で観るのが至高!その理由を徹底解説

本物を目指した“リアルな”文化的描写

地球に飛来したプレデターは、アメリカ先住民族の戦士たちと激しい死闘を繰り広げる。特典映像の一つ、「メイキング・オブ『プレデター:ザ・プレイ』」でトラクテンバーグ監督が、影響を受けた作品としてバイオレンスアクションの金字塔『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)を挙げている。セリフに頼らずアクションで魅せる作品を目指し、辿り着いたのがアメリカ先住民族のコマンチ族だったという。シリーズ初期からそのデザインにはジャマイカの戦士のエッセンスが取り入れられており、どこかエキゾチックな雰囲気を醸していたプレデター。トマホークや槍を手にしたコマンチ戦士と戦う姿が絵になるのも納得だろう。

謎の危険生物を察知し、ナルと戦士たちが捜索に赴く
謎の危険生物を察知し、ナルと戦士たちが捜索に赴く[c] 2023 20th Century Studios.

そんな本作には、コマンチの血を引くプロデューサーのジェーン・マイヤーズが参加している。主演のナル役にインディアンの部族であるスー族の血を引く女優ミッドサンダー、そのほかの主な俳優陣にも先住民族たちが集められた。コマンチの研究家ファニータ・パドポニーが監修を担当、各技術パートにも先住民族が加わるなど、リアルを追求したキャスティングを徹底。その結果、狩猟や栽培、薬草作りから手話やアイコンタクトによるコミュニケーションまで、先住民族の暮らしがこと細かく再現されている。それは敵に挑むフォーメーションも同様で、そのこだわりがプレデターとの戦いにかつてない臨場感を与えている。メイキングには撮影前のお祓いとして行われた先住民族の儀式も収録。コマンチへの強いリスペクトが伺える。

スー族の血を引くアンバー・ミッドサンダーが主人公のナルを演じる
スー族の血を引くアンバー・ミッドサンダーが主人公のナルを演じる[c] 2023 20th Century Studios.

本作のオリジナル言語は英語だが、全編コマンチ語の吹替バージョンも作成された。コマンチ族のトレーナーの特訓を受けた俳優たちが自ら吹替えているため違和感がなく、ミッドサンダーによると先住民族を集めた試写では拍手が沸き起こったという。コマンチ語は英語とは異なる独特のリズムを持っており、本作の世界観をより盛り上げている。なおパッケージの音声には、英語、日本語、コマンチ語が収録されており、英語もしくは日本語字幕と組み合わせて観ることができる。


専門家による監修のもと、コマンチ族の暮らしも正確に描写されている
専門家による監修のもと、コマンチ族の暮らしも正確に描写されている[c] 2023 20th Century Studios.
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発売・販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
[c] 2023 20th Century Studios.

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発売・販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
[c] 2023 20th Century Studios.

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