スーパーマンやバットマンに匹敵する長い歴史を持つDCヒーロー、ブルービートルって何者?
ジャスティス・リーグにも参加した2代目ブルービートル
では、ブルービートルとはどんなヒーローなのだろうか?初代ブルービートルの正体は、考古学者のダニエル・ギャレット。彼は邪悪な古代エジプトの王カーフレーの墓を調査するなか、エイリアンのバイオ・テクノロジーが残された甲虫型の古代の遺物スカラベを発見する。ダニエルは、そのスカラベによって、青い鎖帷子に身を包み、超人的なパワーを身に付けることとなり、ブルービートルを名乗りヒーローとして活躍する。
しかし、教え子のテッド・コードの伯父であるジャービス・コードの目論む世界征服を阻止する戦いのなかで傷ついたダニエルは重傷を負い、死の直前に自身の相棒になっていたテッドに青いスカラベを託す。研究者であり、ハイテク企業の御曹司でもあるテッドは、ダニエルのように青いスカラベには選ばれず、超人的な能力を得ることはできなかった。それでも、ギャレットの意志を継いだコードは、高い格闘技術を身につけつつ、財力を駆使して特殊なガジェットを開発することで2代目のブルービートルとして活動。コミックスでは、その活躍が認められてヒーロー集団ジャスティス・リーグにも身を置き、スーパーマンやバットマンとも行動を共にしていた。しかし、政府機関に絡む事件を調査中に敵の凶弾によって死亡してしまう。
3世代にわたるコミックスのブルービートルの物語を映画版は再構成
それからしばらくの時を経て、青いスカラベは高校生のハイメ・レイエスが手にすることになる。スカラベはレイエスを宿主として選び、彼の脊髄と融合。スカラベの正体は宇宙人のテクノロジーによって生み出された兵器であり、戦闘時には防護服をまとい、ハイメの思念に合わせて攻撃武器を産み出す能力を解放する。この特殊なアーマー状のスーツをまとい、ハイメはヒーロー活動を開始。DCユニバースで活動する若きヒーローチーム、ティーンタインズにも参加している。
このようにコミックス版では3世代にわたって紆余曲折の歴史を重ねてきたブルービートルの物語を、映画では3代目のハイメ・レイエスを主人公に据え、家族の協力のもとヒーローとして成長する物語として再構成している。
発売中
価格:5,280円
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント