イ・ドンウク、銀髪への変身は「ファンのため」とキッパリ!「殺し屋たちの店」で開いた新境地に「新鮮」と充実感|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
イ・ドンウク、銀髪への変身は「ファンのため」とキッパリ!「殺し屋たちの店」で開いた新境地に「新鮮」と充実感

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イ・ドンウク、銀髪への変身は「ファンのため」とキッパリ!「殺し屋たちの店」で開いた新境地に「新鮮」と充実感

ディズニープラスの「スター」にて独占配信されるクライムスリラー「殺し屋たちの店」の会見が1月15日に行われ、イ・ドンウク、キム・ヘジュン、ソ・ヒョヌ、チョ・ハンソン、パク・チビン、クム・ヘナ、イ・クォン監督が出席した。

叔父と姪を演じたイ・ドンウク&キム・ヘジュン
叔父と姪を演じたイ・ドンウク&キム・ヘジュン[c]2024 Disney and its related entities

本作の主人公となるのは、叔父の予期せぬ死のあと、不思議なオンラインショッピングモールを見つけた大学生のジアン。それからなぜか次々と謎の暗殺集団に命を狙われることとなったジアンが、暗殺集団から命を守るために奮闘するアクションミステリードラマシリーズだ。

大学生のチョン・ジアン役を演じるのは、「コネクト」や「キングダム」などで知られるキム・ヘジュン。ジアンの叔父チョン・ジンマン役を、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で切ない恋心を抱く死神役を好演したイ・ドンウクが演じる。クォン監督は「映像監督である妻が、『もっと歳をとる前に本格的なアクションをやってみたらどう?』と勧めてくれました」と回想し、「2021年から脚本作りを始めました。3年かけてこの場に来ることができました」と完成を喜んでいた。

【写真を見る】銀髪のイ・ドンウク、クールなポーズを決めた!
【写真を見る】銀髪のイ・ドンウク、クールなポーズを決めた![c]2024 Disney and its related entities

クールかつ迫力のアクションが大きな見どころとなる本作だが、クォン監督はリアルなアクションを追求したという。「殺し屋たち御用達の店を運営していて、ジアンの叔父でもあるキャラクター。ジアンが人生を歩んでいけるように厳しく接している叔父です」と演じたキャラクターを紹介したドンウクは今回、ミリタリーアクションにも挑んでいる。「アクション監督と議論をしながら、実際に海外の特殊部隊で行うようなアクションのテクニックを使おうと話しました」と説明し、「これまで私がやってきたアクションは、ファンタジー的なもの。ワイヤーを付けて飛んだり、長い剣を使うようなアクションが多かった。今回は銃器やショートナイフも使って、接近戦もしています。かなりリアルだったと思います。非常に新鮮でした」とあらゆるアクションに挑戦してきたドンウクにとっても、新境地となったことを明かしていた。

「殺し屋たちの店」の会見に出席したキム・ヘジュン
「殺し屋たちの店」の会見に出席したキム・ヘジュン[c]2024 Disney and its related entities

それぞれが厳しいトレーニングを経て、本作を完成させた。ヘジュンは「アクションスクールに行って、体力作りからやりました」と切り出し、「それが一番きつかったですね。やめようかなと思うほど大変でした」と苦笑い。「でもそう思うのも諦めるようになりました。もう諦めて、この作品に打ち込もうと思いました」と正直に打ち明けていた。またプロの殺し屋を演じる面々も、本作に注いだ努力を口にした。スナイパー役を演じたヒョヌは、「銃器の扱いがまずいとリアリティがなくなってしまう。プロに教わったり、銃器をまるでペットのような感覚でずっと触ったり、自分のかわいらしい相棒のように見つめていました」とにっこり。ナイフの使い手に扮したハンソンは「ナイフは作り物でも危ない。殺陣は相手と呼吸を合わせることが大事。合わせてくださったドンウクさんに感謝です」とドンウクと笑顔を見せ合った。

「殺し屋たちの店」の会見に出席したクム・ヘナ
「殺し屋たちの店」の会見に出席したクム・ヘナ[c]2024 Disney and its related entities

生き残るために殺し屋になったキャラクターを演じたヘナは、組み技も披露。「練習することがいっぱいあった」そうで、ヘジュン同様に「やめたいと」思うこともあったとのこと。こちらも「そう思うのを諦めた」と笑いながら、「諦めて打ち込むと、自分の身体が自然と動くようになりました。気持ちと身体が別々に動くような境地に達した」と笑顔で語った。ジアンのベストフレンド役を演じたチビンは、ハッキングが武器だという。「指のアクションですね。ジアンと一緒に危険な場面に遭遇しますが、予測不能な場面ばかりです」とアピールしていた。

冷静沈着で謎めいたキャラクターに挑戦したドンウクだが、記者からは「なぜジンマン役にドンウクを抜てきしたのか?」との質問が上がる場面もあった。クォン監督は、「原作で描かれているチョン・ジンマンは、ぽっちゃりとしたハゲのおじさん。それとシンクロするような俳優ではないですね」と目尻を下げ、「ジンマンの過去に焦点を当てた作品でもある。若きジンマンはかっこよくないといけないので、戦闘力もあってかっこいい人。涼しげでクールなキャラクターに相応しい俳優として、ドンウクさんにお願いしました」と続けると、ドンウクも茶目っ気たっぷりにご満悦の表情を見せた。また「髪色を変えた理由は?」と現在の銀髪ヘアのビジュアルに関する質問もあり、ドンウクは「ファンを楽しませることが目的です」とキッパリ。「昨年11月にサイン会をやったんですが、それに合わせて髪色を変えました。ファンの皆さまにきっと楽しんでもらえるのではないかと思って、変えました」とファンを思ってのことだという。

スタイリッシュなアクションに挑んだ俳優陣が、完成作に自信をのぞかせた
スタイリッシュなアクションに挑んだ俳優陣が、完成作に自信をのぞかせた[c]2024 Disney and its related entities

叔父と姪の巻き起こすケミストリーにも、注目が集まる。ドンウクは「劇中では叔父と姪ですが、演じる時以外はリラックスして過ごしていました。たまに、ちょっと冴えないお兄さんをサポートしてくれるような感じで(笑)。ヘジュンが現場の雰囲気を盛り上げたくれたので、助かりました」とヘジュンに感謝。一方のヘジュンは「頼りにしていました」と微笑み、「アクションスクールに通っている時は、ドンウクさんが『怪我に気をつけて、自分にできるだけのことをやりなさい』と言ってくださった」とドンウクの優しい気遣いにお礼を述べるなど、息の合ったコンビネーションを見せていた。


殺し屋たちによるスタイリッシュなアクションが描かれる作品にちなみ、ブラックのドレスコードで登壇したメンバーが、笑顔いっぱいに楽しそうに撮影を振り返ったこの日。最後にドンウクは「スタッフの方もとても苦労した作品。監督にも感謝したい。時間の流れが行ったり来たりする作品なので、最後まで見届けてほしい」とメッセージ。「ジアンの芯の強さを表現しようとした」というヘジュンは、「スタッフ、キャストが一丸となって汗を流しながらつくった作品。自信のある作品なので、ワクワクしています」と配信を待ち望んでいた。

「殺し屋たちの店」は1月17日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス「スター」にて独占配信開始(全8話)。

取材・文/成田おり枝

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