スライムが高級食材でアニサキスがトレンドに!?魔物を調理しながら冒険する「ダンジョン飯」のおもしろさ

コラム

スライムが高級食材でアニサキスがトレンドに!?魔物を調理しながら冒険する「ダンジョン飯」のおもしろさ

現在放送中のアニメのなかで、毎エピソードごとに関連ワードがトレンド入りするほど爆発的な人気を見せている作品がある。それが“グルメ×ファンタジー”アニメ「ダンジョン飯」だ。本作は九井諒子による同名漫画が原作。ファンタジーの定番である“ダンジョン”を探索しながら、そこにはびこる魔物を調理して“食べる”ことをテーマにしている。それもただ食べるだけでなく、魔物の生態や体内構造を詳細に描き、そこから導かれる下処理、調理法にいたるまでの工程を丁寧に活写。そのリアルで美味しそうな料理の数々が物語の軸となっている。これまでに放送されたエピソードを振り返り、印象的な魔物料理を紹介したい。

ダンジョン探索に魔物料理の要素を絡めた冒険ファンタジー「ダンジョン飯」
ダンジョン探索に魔物料理の要素を絡めた冒険ファンタジー「ダンジョン飯」[c]九井諒子・KADOKAWA 刊/「ダンジョン飯」製作委員会

食費を浮かすため、魔物を食べてダンジョンを進む冒険者たち

冒険者のライオス(声:熊谷健太郎)と仲間たちがダンジョン内で強大な魔物、レッドドラゴンに遭遇し、パーティーが壊滅するところから本作は幕を開ける。ライオスの妹、ファリン(声:早見沙織)の魔法で外へ脱出した一行だが、ファリンはレッドドラゴンに食われてしまった。消化されてしまう前に妹を救いだそうとするライオスは、食糧も金銭も迷宮内に置いたままであることから、食糧をダンジョン内で確保することを思いつく。実は彼は、以前から密かに魔物料理に憧れていたのだ。

まずは歩き茸を食べてみよう!
まずは歩き茸を食べてみよう![c]九井諒子・KADOKAWA 刊/「ダンジョン飯」製作委員会

ライオスが魔物を食べることに意欲的なのに対し、パーティーのメンバーであるハーフエルフの魔術師、マルシル(声:千本木彩花)は露骨に嫌悪感を示すなど否定的。もう一人の仲間で、罠や宝箱の専門家でもあるハーフフットのチルチャック(声:泊明日菜)もどこか不安げ。そんな3人の前に、ダンジョン内で自給自足しながら生活し、魔物の調理にも精通しているセンシ(声:中博史)が現れる。レッドドラゴンを食べることに興味を持った彼が一行に加わり、かくして新たなパーティーが結成される。ライオスたちは再びダンジョンの奥底へと突き進み、魔物料理という未知の世界にも挑んでいく。


妹を救いだそうとするライオスに同行を申し出るマルシルとチルチャック
妹を救いだそうとするライオスに同行を申し出るマルシルとチルチャック[c]九井諒子・KADOKAWA 刊/「ダンジョン飯」製作委員会
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