『DOGMAN ドッグマン』主演にして“出演作とがりすぎ俳優”ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビュー到着|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『DOGMAN ドッグマン』主演にして“出演作とがりすぎ俳優”ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビュー到着

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『DOGMAN ドッグマン』主演にして“出演作とがりすぎ俳優”ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビュー到着

3月8日(金)より公開されるリュック・ベッソン最新作『DOGMAN ドッグマン』より、主演を務めたケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビューが到着した。

【写真を見る】「リュック・ベッソン監督、完全復活!」の呼び声も高い最新作『DOGMAN ドッグマン』
【写真を見る】「リュック・ベッソン監督、完全復活!」の呼び声も高い最新作『DOGMAN ドッグマン』[c]Kazuko Wakayama

本作は実際の事件に着想を得たバイオレンス・アクション映画。2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年の第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門での上映では「リュック・ベッソン監督、完全復活!」、「ベッソンの最高傑作!」といった反響を巻き起こした。

ジョーンズ演じる主人公ダグラスは車いす生活のなか、犬だけが心の拠り所というキャラクター。ジョーンズはそんな難役でも説得力を持たせることができる実力を兼ね備えた稀有な俳優だ。ジョーンズは、17歳の時『ノーカントリー』(07)でデビューし、他人のウイルスを自らに注射し闇市場に横流す近未来SFスリラー『アンチヴァイラル』(12)で初主演を務めたほか、『DOGMAN ドッグマン』の前作では実際に起きた無差別銃乱射殺人事件を犯人視点で描いた『二トラム/NITRAM』(21)で主演を務め、第74回カンヌ国際映画祭男優賞受賞をはたしている。

出演した決め手についてジョーンズは「リュック・ベッソン監督の作品は10代の頃に観ていたけど、彼とはほとんど接点がなかった。だから僕にはチャンスはないと思っていました。ただ脚本を読んで、絶好のチャンスだと確信していた」とコメント。謙遜するジョーンズについてベッソンは「彼が初めてウィッグを被った時、自身の様子を確認していた。ダグラスを思い浮かべながら役作りを早くも始めていた」と振り返り、その役への没入度合いに信頼を寄せている。曰く「ほとんど知らなかった」ベッソンについては「初めてカフェで会った時、気に入ってもらえなかったかも…?と感じました(笑)でも脚本を送ってくれて、再度会うことになって、リュックは『どう思う?やりたい?』と聞いてくれた。僕はもちろん出演したかったけど、リアルに犬が出演するのかを確認した上で快諾しました。最初は少し距離を感じたけど、いまではハグをするほど仲良くなれた」と最高のコラボレーションとなった様子。監督も「1年ケイレブと過ごし、互いが心地よく尊敬し合える関係を目指した」と語っている。

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じるのは車いす生活のなか犬だけが心の拠り所という主人公ダグラス
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じるのは車いす生活のなか犬だけが心の拠り所という主人公ダグラス[c]Photo: Shanna Besson - 2023 - LBP - EuropaCorp - TF1 Films Production – All Rights Reserved.

ジョーンズによると監督からは「いまこの瞬間に集中し、一日一日を大切にしなさい」とアドバイスをもらったそう。「アドバイスのおかげで最も緊張していたシーンも最大限集中して取り組めたと思う。撮影が始まると、リュックは僕が準備万端だと気づいてくれたんです。すでに撮影していたものすべてが僕の演技に活かされ、シンクロしているとしか言いようが無い感覚がありましたよ」と回想する。また「リュックはリアルタイムでキャラクターの成長に沿って撮影をするよう計画してくれていたんです。映画によっては常にジェットコースターに乗せられているような状態が続く。でもリュックは最後まで気を抜かないよう、とても合理的な撮影を計画してくれた」と付け加え、監督との信頼関係を感じさせるエピソードを披露した。

リュック・ベッソンは実際の事件に着想を得たとのこと
リュック・ベッソンは実際の事件に着想を得たとのこと[c]Photo: Shanna Besson - 2023 - LBP - EuropaCorp - TF1 Films Production – All Rights Reserved.

最後に撮影中印象に残ったエピソードを聞くと「リュックからの要求はとても厳しいんです!スタッフの誰もが彼の描いたビジョンを実現しようと協力する、意欲的な現場だった。時間をともにするほど、シーンの流れや準備の重要性、日々のリズムなど足並みがそろっていくのを感じた。撮影3週目か4週目には、いままで見たこともない結束力と集中力が生まれていた。すべてが迅速で、臨機応変に対応しなければいけなかったけど、リュックが描く高い目標に向け全員がベストを尽くしていましたよ!」と話している。


これまで監督として数多くの話題作を世に放ち、ファンを喜ばせてきたベッソン。彼が主演に実力派のジョーンズを迎えて贈る意欲作『DOGMAN ドッグマン』。その衝撃を映画館で体感してほしい。

文/スズキヒロシ

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