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日本アカデミー賞も受賞!“表現者”アイナ・ジ・エンドが見せる、ジャンルを超越する多才さ

コラム

日本アカデミー賞も受賞!“表現者”アイナ・ジ・エンドが見せる、ジャンルを超越する多才さ

岩井俊二監督が手掛けた『キリエのうた』(23)で映画初主演を飾ったアイナ・ジ・エンドが、昨日3月8日に開催された第47回日本アカデミー賞で、いまをときめく若手俳優たちと共に新人俳優賞を受賞。2023年6月のBiSH解散以降、表現者、女優としてソロで活動する彼女の多才さに、大きな注目が集まっている。

映画初主演作『キリエのうた』で難役に挑み、新人賞を獲得

第47回日本アカデミー賞では、映画初主演にして新人俳優賞を受賞
第47回日本アカデミー賞では、映画初主演にして新人俳優賞を受賞

『キリエのうた』は、アイナ演じる“歌うことでしか声が出せない”路上ミュージシャンのキリエを中心に、降りかかる苦難に翻弄される男女4人の13年間の物語が切なくドラマティックに交錯していく物語。アイナは映画初主演を飾るだけでなく劇中歌として6曲を制作し、圧巻のパフォーマンスを披露した。

新人俳優賞受賞に際し「映画の撮影は、キャストの裏側で何百倍の数のスタッフさんが動いてくれていて、『この人たちのおかげで映画が撮れるんだ、出ている人たちだけがすごいんじゃないんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから、私は私のお芝居と、歌うことに精一杯でいいんだ』って思えた瞬間でした」と撮影時を振り返ったアイナ。「将来は自分のことというより、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、未来の子どもたちに愛をもって教えていきたいという気持ちが強いです」と今後の活動についての抱負も語っている。

キネマ旬報ベスト・テンなど、国内主要映画賞の新人賞を立て続けに受賞
キネマ旬報ベスト・テンなど、国内主要映画賞の新人賞を立て続けに受賞[c]キネマ旬報社(撮影=椿孝)

また、アイナは同作で第48回報知映画賞新人賞や、第97回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞と、国内の名だたる映画賞で新人賞を獲得。キネマ旬報ベスト・テンの表彰式では、岩井監督や共演者、スタッフやファンへの感謝を述べ、劇中歌の制作秘話などを述懐。「こんな私が映画に出られるのか不安でしたが、お芝居の教科書みたいな広瀬すずちゃんについていくことで、お芝居が楽しくなっていきました」と謙虚さを湛えたスピーチに、大きな拍手が贈られた。


『キリエのうた』Blu-ray&DVDは、5月29日(水)発売
『キリエのうた』Blu-ray&DVDは、5月29日(水)発売[c]2023 Kyrie Film Band

『キリエのうた』のBlu-ray&DVDは、5月29日(水)にリリースされる。Blu-ray豪華版・通常版、DVD豪華版・通常版の計4形態で発売され、豪華版には本編映像に加えてメイキングや各舞台挨拶・イベント映像など約2時間にも及ぶ映像が収められた特典ディスクなどが同梱になる。

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